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小学生の問題に挑戦!-2-

2009-08-14 07:05:23 | 教育関連情報
 前回の続きです。

 かつて、フィボナッチ数列にとても興味を持った時期があります。 雑誌『NEWTON』の特集を見てからのことです。

 イタリアの数学者フィボナッチは次の問題を出しました。

Q 1つがいの兎は、産まれて2か月後から毎月1つがいずつの兎を産む。1つがいの兎は1年の間に何つがいの兎になるか?

この答えが、前回のフィボナッチ数列になるのですが、これが魔法の数列なのです。
 0, 1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55, 89, 144, 233, 377, 610, 987, …

ある数をその前の数で割ると、その答えが1.618033…、すなわち、黄金比に近づいていくのです。

 1:1.618 という比は、最も美しい比とされ、凱旋門やパルテノン神殿、ミロのビーナスなどに使われています。
 現在使われている雑誌、名刺、クレジットカードなどの縦と横の比は、1:1618 です。

 ひまわりの種の並びは螺旋状に21個、34個、55個、89個・・・とフィボナッチ数列になります。
植物の枝や葉が螺旋状に生えていくとき、隣り合う2つの葉のつくる角度は円の周を黄金比に分割する角度です。

 この、自然界にも出現するフィボナッチ数列。

 おもしろいと思いませんか?

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