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パンポチェへの路-14-

2019-02-14 05:39:57 | 取材・旅行
えほんのもりで行われた、日本山岳会学生部パンポチェ登山隊リーダー 蔵本悠介さんの講演を、土井が主観を交えて報告する第14弾。

前回、無事にサムドピーク(6,335m)への人類初登頂を果たした6人。
しかし、今回のメンイはあくまでもパンポチェ。

予定では次の日にパンポチェをアタックするつもりでした。

しかし、サムドから仰ぎ見たパンポチェがあまりに遠かったのです。





そこで作戦の練り直し。
まずはパンポチェの偵察。

途中のナイフリッジがかなり注意が必要です。



ナイフリッジとは、ナイフの刃のように尖った切り立った尾根や岩稜・雪稜のことです。尾根に立ったとき、右側も左側もいきなり谷へ落ちているような幅の狭い尾根です。
せり出した雪の上に乗ると、滑落の危険があります。

また、日が照り始めると雪が緩くなり、雪崩の危険も出てきます。
朝早く出発するために、C2を5,900mまで上げることにしました。
そこまでに、1日かかってしまいました。



こうして迎えた9月22日、いよいよパンポチェにアタック!

しかし、朝から雪が激しい。
メンバーの疲労も激しいので、一度ベースキャンプ(BC)まで下って態勢を立て直すことにしました。

このあたりの判断も重要です。
攻めるばかりが良いのではありません。

23日から25日まで、BCで休養し、26日にC1、27日にC2に入りました。

そして、いよいよ28日。
人類初のパンポチェ(6,620m)登頂へアタックします!

明日に続きます。

じらしすぎ?

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