《 代名詞ではなく具体語で 》
「もっと速く腕を振って!」「もっとももを高く上げて!」「もうちょっとで終わりだ。」
よく見る光景である。
しかし、優秀な指導者は指示が常に具体的だ。
「(タンバリンをたたきながら)この速さで腕を振って!これが、メトロノーム160。」
「腕を大きく振るとももが上がる。そうするとストライドが3㎝広がる。」
「あと2本、タイムを0.1秒ずつ縮めて終わろう。」
「腕を大きく振るとももが上がる。そうするとストライドが3㎝広がる。」
「あと2本、タイムを0.1秒ずつ縮めて終わろう。」
具体的で、やる気の出る指示である。
これは教室でも同じ。
「はやく解こう」→「1分間に3問解けるようにがんばろう」
「あっちの方」 →「黒板の角の方」
「この辺で」 →「教卓の前で」
短いことばで正確に伝わり、リズムも良くなる。
代名詞でなく具体語で指示をしよう。