歴史を身近にするものはお金です。
現在の貨幣価値でいくらなのか、興味がわくところです。
『日本史のお値段』(青春出版社)は、その疑問に答えてくれます。

というわけで、日本史のお値段をひもとく第6弾。
大井川を渡る料金は?
「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」とうたわれた大井川。
その川越えの困難さは並大抵ではありません。
増水による川止めの最長記録は28日(明治1年)だというからたいへんです。
これが、もし、大名行列のような団体なら・・・・
島田宿大井川川越遺跡には、川越えの料金を決める川会所や、川札を換金する札場、川越人足の集合所である番宿などが復元保存されています。
さて、その川札の料金は川の水量で決まっていると言うから驚きです。
寛政年間では
人足の股下までは48文(約700円)、
帯下では52文(約800円)、
帯上では68文(約1000円)、
胸のあたりなら78文(約1200円)、
脇下まで来ると、94文(約1500円)でした。
実際には、川の真ん中でチップを要求されることもあるそうです。
女性は蓮台渡しを利用しますが、4人分の川札と、川札2枚分の台札が必要です。
すなわち、6人分。
脇下の水量なら、約9000円です。
安い?高い?
現在の貨幣価値でいくらなのか、興味がわくところです。
『日本史のお値段』(青春出版社)は、その疑問に答えてくれます。

というわけで、日本史のお値段をひもとく第6弾。
大井川を渡る料金は?
「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」とうたわれた大井川。
その川越えの困難さは並大抵ではありません。
増水による川止めの最長記録は28日(明治1年)だというからたいへんです。
これが、もし、大名行列のような団体なら・・・・
島田宿大井川川越遺跡には、川越えの料金を決める川会所や、川札を換金する札場、川越人足の集合所である番宿などが復元保存されています。
さて、その川札の料金は川の水量で決まっていると言うから驚きです。
寛政年間では
人足の股下までは48文(約700円)、
帯下では52文(約800円)、
帯上では68文(約1000円)、
胸のあたりなら78文(約1200円)、
脇下まで来ると、94文(約1500円)でした。
実際には、川の真ん中でチップを要求されることもあるそうです。
女性は蓮台渡しを利用しますが、4人分の川札と、川札2枚分の台札が必要です。
すなわち、6人分。
脇下の水量なら、約9000円です。
安い?高い?