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世界を見る目が変わる50の事実-19-

2010-10-10 05:56:46 | 社会科こぼれ話
国連ミレニアム開発目標(MDGs)サミットにちなみ、ジェシカ ウィリアムズの評判の書 『世界を見る目が変わる50の事実』(草思社)の内容を社楽的に読むシリーズ。



第19回は、ワシントンDCで働くロビイストは6万7000人。連邦議員1人に対し125人

ロビイストとは、ロビー活動を行う人のこと。

ロビー活動とは、ある特定の主張を有する個人または団体が、政府の政策に影響を及ぼすことを目的として行う私的な政治活動です。

議会の議員、政府の構成員、公務員などが対象となります。

アメリカでは、ロビイストとしての登録をする必要があります。
そのロビイストを雇用する団体の多くは、政治家への政治献金も同時に行っています。
中には法案の起草を行う者もいるぐらいです。
2005年時点で、議会へのロビー活動に限ると、35,000名のロビイストが登録されているそうです。

EUでは、約3000の利益団体がブリュッセルに存在し、そこで雇用されている人数は10,000名ほどになります。

政治は、半ばロビーで行われているといえるかもしれません。

ロビー活動は、ある意味で民主主義の原点、またある意味で、お金で政策を作っているとはいえないでしょうか?
 
一方、日本ではこうした活動はほとんど見られません。

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