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萩原宿・起宿-1-

2025-03-10 07:25:31 | 取材・旅行

萩原宿・起宿-1-

2025年3月9日(土)、愛知ウォーキング城巡りクラブ(AWC) 一宮市の美濃路・萩原宿~起宿ウォーキング散策見学会へ行ってきました。 講師は、七種英康先生です。その様子を、6回にわたって紹介しています。今日はその第1回。

今回訪問したところです。2枚必要です。

  

 

まずは美濃路の復習から

美濃路は、東海道の宮(熱田)宿から、中山道の垂井宿を結ぶ、約60kmの脇街道(往還)です。

画像出典 https://www.fujinsha.co.jp/books/h/t/toukaido/about-minoji/

 

七里の渡を避けるために、佐屋街道に抜けたり、美濃路から中山道に抜けたりと、

女性は東海道より中山道を選ぶことが多かったという研究もあります。

【地理/地学】東海道五十三次の秘密!

今回は、その萩原宿から起宿へ歩きます。

私は、一宮駅前に駐車し、名鉄尾西線で萩原に向かいました。

そこでびっくり!

一つのホームを二つの線が共用しているではありませんか!

手前が尾西線、奥が玉ノ井線です。

知っている人には当たり前でも、知らない人には驚きです。


萩原駅に着きました。

駅舎にトイレはなく、何とホームの横にトイレがありました。

萩原駅には、おそらく人生で始めて降りました。

駅前の案内板です。

今日の目的地はここ。

駅前はこんな感じ。まさに快晴でした。

近くの建物に、「舟木一夫 出生地」と書かれていました。

名札を見てください。「舟木」と書かれています。

資料館でしょうか。

線路を渡ります。

「郷土資料館」でした。休館日。いつ空いているのかな? 後ほどわかります。

舟木一夫の説明です。

私が小学生の頃は、西郷輝彦、橋幸夫と並んで、大スターでした。

郷ひろみ、西城英樹、野口五郎の前の御三家です。

ライブはやっているようです。

前には秋葉社が・・・

駅を見ると、すれ違う場面が見えました。尾西線は単線なのです。

この資料館の前が美濃路。東が稲沢から来る道。前回の稲葉宿をご覧ください。

こちらが西。奥に萩原宿が始まります。

線路を渡ったすぐが、舟木一夫の旧宅跡です。

アパートの名に、「フナキ」の文字が。

説明です。

さらに丁寧な説明。

何と、郷土資料館は毎月第4日曜日にだけ空くのです。

舟木一夫さんの出身地「一宮市萩原町」

映画「高校三年生」のロケ地は今でも残されています。

出典 https://ameblo.jp/mantennohosilovely/entry-12486767752.html

懐かしい場面が出てきますよ。


街道沿いには、それほど古くない家にも「うだつ」の痕跡が見られます。これも街道文化なのでしょうか。

そして、またまた秋葉神社。加納宿にも、街ごとに秋葉様が祀られていました。

これは美濃路の文化? 他の街道も調べたくなりました。


萩原下町交差点。この交差点は、美濃路と巡検街道との交差点です。

巡見街道とは、江戸時代に幕府より派遣された「巡見使」が通った道のことです。

 「巡見使」とは、幕府が各藩の政情視察のために、諸国を巡視した情報収集係です。二千石以上の旗本を筆頭に、100人を超える行列で行われました。

巡見街道は、既存の五街道や脇往還道、各藩の藩営道路などの主要地方道を連続させて設定され決められた道です。

例えば、尾張では、刈谷から入り、一巡して桑名へ抜けました。萩原は宿泊場所なのです。

画像出典 https://ameblo.jp/run-walk-beer/entry-12537478331.html

ちなみに、わが家の前の道も巡見街道です。

飛保村の曼陀羅寺が休憩場所でした。

次の図がよくわかります。

画像出典 https://mori71silver.dousetsu.com/07Jyunkenkai.htm


美濃路に戻りましょう。街道沿いらしい家です。いよいよ萩原宿。

「卯建(うだつ)」が見られます。

街道らしい町並みですが、昭和レトロも感じさせます。

旧萩原郵便局です。大正レトロですね。

ここにもうだつが・・・

東を振り返ります。電柱がなければ街道らしく、電柱があると昭和チック。

これも何かの施設だったのかな?


美濃路はここで右へ曲がります。曲尺手 (かねんて)です。この駐車場あたりに高札場がありました。

萩原宿の中心です。

その左手が正瑞寺(しょうずいじ)。

蓮如上人巡行の際に天台宗から浄土真宗に改宗した 寺院です。

親鸞自身も天台宗の僧侶であったことからもわかるように、天台宗と深い関係があります。親鸞が天台宗から離れ、浄土真宗を開いたことで、天台宗→浄土真宗 の流れができたのでしょうか?


北の方面です。

地蔵堂と屋根神様がありました。


旧問屋場です。 鵜飼家・木全家が交代で勤めていました。


碑が見えます。

本陣跡」です。本陣は森権左衛門家、脇本陣は庄屋を兼ねた森半兵衛家が務めました。

一宮の要人は、森さんが多いのです。歴代市長にも、二人の森さんがいます。

萩原宿は、天保14年(1843)時の記録によると、本陣1軒、脇本陣1軒、 問屋場2軒、旅籠17軒、家屋236軒、人口1002人

美濃宿では最も小さいのですが、巡見街道と交差するために、巡見使一行が宿泊しています。


特徴のある屋根です。

ここにもうだつが。

長くなりました。

明日に続きます。

萩原宿・起宿-1- 


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