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哲学入門86 中江兆民 名言

2019-04-18 05:32:16 | 哲学の窓
白坂慎太郎先生の哲学入門

第86回、中江兆民 名言です。


 ここから https://www.youtube.com/watch?v=FBrsYEez6yY

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説を紹介します。

中江兆民 なかえ-ちょうみん

1847-1901 明治時代の思想家。
弘化(こうか)4年11月1日生まれ。江戸で箕作麟祥(みつくり-りんしょう)の塾にまなぶ。明治4年フランスに留学。帰国後,仏学塾をひらく。

東京外国語学校長,ついで元老院権(ごんの)少書記官をつとめるが,10年元老院を辞し,以後在野で活躍。14年西園寺公望(きんもち)らと「東洋自由新聞」を創刊。15年ルソーの「社会契約論」を翻訳,注解した「民約訳解」を刊行。

20年保安条例により東京を追放され。大阪で「東雲(しののめ)新聞」を創刊して,反政府,自由民権の論陣をはる。23年第1回総選挙で衆議院議員(翌年辞職)。晩年は実業にたずさわるが失敗し,著述に専念した。明治34年12月13日死去。55歳。土佐(高知県)出身。本名は篤介(助)。別号に南海仙漁,秋水,木強生。著作に「三酔人経綸(けいりん)問答」「一年有半」など。
【格言など】自由は取る可き物なり,貰う可き品に非ず(「放談」)


1870年代半ばから自由民権運動が起こります。

自由民権運動の


2つの大きな流れがあったのです。





「自由」という発想のない日本に、「自由」の意味を広めようとしました。

そしてこの考え方を裏付けるために、ルソーの『社会契約論』を漢文訳し、「東洋のルソー」と呼ばれました。

兆民は、


民権には


政府の


フランス革命に憧れている中江兆民は、市民の成熟を望んでいたのでした。

中江兆民の名言

「自由はとるべきものなり、もらうべき品にあらず」


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