８月３日の社説は・・・

佐世保の事件を取り上げる社があるか・・・。

今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・　新疆のテロ―民族政策を見直す時だ
・　米国経済―金融政策は慎重に

読売新聞
・　首相中南米歴訪　互恵の関係を長期的に築こう（2014年08月03日）
・　佐世保高１殺害　なぜ少女は凶行に走ったのか（2014年08月03日）
　
毎日新聞
・　対ロシア制裁　首脳間対話の道も探れ NEW (2014年08月03日)
・　ガザの惨状　殺りくやめて交渉を NEW (2014年08月03日)

日本経済新聞
・　世界経済の変調に備え足場固めを
・　日本流の資源外交で各国との絆深めよ

産経新聞
・　スカイマーク　経営改善を急ぎ不安解け
・　ふるさと納税　工夫凝らしファン増やせ
　
中日新聞
・　森の思想に浸りつつ週のはじめに考える

※　佐世保の事件を読売が取り上げました。

　７月２６日　事件発生
　８月　１日　産経
８月　２日　日経　

　１日の産経以後、毎日１社ずつ取り上げています。
　読売の次のまとめは、先行した２社に比べて、やや浅い気がします。　

「佐世保市では１０年前にも、小６女児が同級生を失血死させる事件が起きた。その後、命を大切にする教育が全国で広がっただけに、今回の事件の衝撃は大きい。
　政府は、子供の心の問題に対応するスクールカウンセラーの活用などを、さらに進めるべきだ。」

　注目は、次の事実です。

「児童相談所には６月、少女を診察した精神科医から「人を殺しかねない」と相談があったが、児相は助言をしただけだった。

　少女の行為が深刻さを増しているという情報が、学校や警察に伝わらず、適切な対処につながらなかったことが悔やまれる。経緯の検証が欠かせない。」

　精神科医から児童相談所へ「人を殺しかねない」という相談があったのです。
　
県関係者によると、女子生徒を診察した精神科医が６月１０日、相談窓口がある佐世保こども・女性・障害者支援センターに電話で連絡。精神状態の不安定さを懸念し「小学生の時に薬物混入事件を起こし、中学生になって父を殴打した。小動物の解剖をしている。このまま行けば人を殺しかねない」と相談。対策を求めたが、女子生徒の氏名は明かさなかった。　産経ニュースより

　もし、女子生徒の氏名を明かしていればすぐに動けたかもしれません。
　また、児童相談所も、医師に名前を尋ねることもできたはずです。
　このとき適切に動いていれば、少なくとも事件は防げたかと思うと、残念でなりません。