日記

音楽教室のことや、その日に起きた出来事をご紹介します。

ストーカーになる?

2017-10-25 09:07:54 | Weblog
用心したわりには台風の被害も無く、一安心しました。

今朝は曇っていてとても寒いです。



先週、高校の合唱コンクールの審査に行ってきました。

改めて合唱の魅力と難しさを感じました。

コンクールに向けて私は一切指導はしないのですが、1年生と2,3年生では

言葉の聴こえ方が全然違ったと他の審査員の先生に言っていただけました。

音楽の授業は2年生の選択なので、そこでみっちり体の使い方、発声、発音をたたきこみます。

3年生になってからも自分たちでそれを活かせるように、徹底しておぼえてもらっています。

ちゃんと自分のものとして消化し、クラス合唱に役立ててくれた生徒達、すごいです。



コンクールで1曲を仕上げる時などは特に、作詞・作曲者のこと、曲が出来た背景、詩の意味などを

とことん掘り下げて調べ、そこから楽譜の中にある言葉の歌い方を細かく考えます。

そして、色々な記号をただ守るだけではなく、どうしてその記号がそこに付いているのかも明確にします。

最後はそれを一つの大きなかたまり(1曲)として、流れるように聴こえるテンポで歌う。

生徒達の努力は大変なものですが、やはりそこまでつきつめる作業をしているクラスはほとんど無かったようです。

クラスで話し合って、情報を共有することが足りなかったかなぁと思います。



コンクール後、1回目の音楽の授業では、生徒達からより詳しい講評を求められたので

詳しく説明をする時間を取りました。

どのクラスにも、自分たちが選んだ曲のストーカーになってもらいたいです(笑)

愛情を持って、これでもか!というほど調べつくして歌ってほしいです。



やっぱり合唱は楽しいです。

選択音楽のクラスには、私に今よりも指導力があればもっと歌える生徒がたくさんいます。

ピアノの個人レッスンとは違う指導法が必要です。まだまだ勉強中です。



さて、次はピアノ教室に通っている中学生が伴奏の本番を控えています。

伴奏のレッスンでは本領発揮できます!!

歌とどう合わせるのか、どう導くのか。指揮者にどうタイミングを合わせてもらうのか。

もちろん歌詞の意味から記号の意味、音色、ぺダリング、テンポ。。。。。

本当に細かいことまで、隅々まで詰めます。



レッスン中に生徒さんが「一人で弾くと簡単だけど、合唱と合わせると難しい。」と、ポツリ。

たくさん合わせて呼吸を合わせるしかないんですよね。

でも、その難しさも含めて合唱の魅力だと思うので、もう少しレッスンを続けて

最後の仕上げをしたいと思っています。


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