
娘が幼稚園を卒園しました。お祝いにお花をいただいて、玄関は満開です。
マスクや消毒など厳戒態勢でしたが、先生方が一生懸命にこの日を迎えられるようにして下さいました。
あっという間に終わるのかと思いきや、子どもたちの呼びかけやお歌など、しっかりとありました。
親たちは終始大号泣でした。マスクの中はびちゃびちゃでした。
お世話になった幼稚園は、英語やリトミックや知育などの「お勉強」のカリキュラムはありません。
幼児期の今しか出来ないことに時間を費やすことが幼児教育なのだという考えです。
温かくなると園庭で毎日はだしで遊び、夏はプール、冬は雪遊び。
季節ごとのお花見、夕涼み、お神輿、焼き芋なども充実していました。
野菜を育てて収穫して調理する中で、包丁の使い方もおぼえました。
上の学年は自然と下の学年の面倒を見るようになって、年長さんは和太鼓や
組体操などが出来るようになります。
体育会系かと思いきや、人の話を集中して聞くことを徹底的に学びます。
先生の指示がしっかり伝わり、順番も守れるようになります。
すると、制作や歌や劇などの文化的な活動も一生懸命取り組めるようになるようです。
ピアノにも通じることだなぁと思いました。
卒園式の歌は気持ちが伝わるとてもきれいな「演奏」でした。
3年前、入園を控えている時期には(子どもが自分の手を離れてしまう)という
少し寂しい気持ちもありましたが、全くそんなことはありませんでした。
娘と一緒に成長してきた3年間は幸せでした。
謝恩会が中止になってしまったので、式の後にそのまま「ありがとうの会」を開きました。
先生方にサプライズで園歌をうたうことになり、楽譜を借りるとバレてしまうので
こんな感じかなぁ?と、記憶に頼って伴奏をしました。
役員さんたちの中で何かトラブルが発生したらしく、卒園式が始まる10分前に
「ありがとうの会で先生退場の時に、何でもいいから弾いて!」との指令もありました。
「たとえば何がいいでしょう?」(私)
「あいみょんの・・・」(役員さん)
「すみません!あいみょん知りません!」(私)
「蛍の光は?」(←なぜか私より焦りだす主人)
「渋すぎるでしょ」(即却下。)
「園歌もう一回でもいいのでお任せします!」(役員さん)
omg
式の間にぐるぐる考えましたが、年中の時にみんなが歌った歌を弾くことにしました。
もちろん楽譜無しで伴奏もアドリブだったので、しっとり系アレンジとみせかけて
ゆーっくり弾いてみました。
打ち合わせも何も無かったのに、子どもたちが自然と手話をつけて歌いだしてくれました。
飲食無し、思い出の映像もカットの短い会でしたが、それでも先生方に感謝を伝えようと
役員さん達が頑張って下さったので、みんな笑顔で終わることができました。
ピアノ教室の生徒さんからも「卒園式終わったよ」の声が聞こえてきました。
なんとなくスッキリしたようなとても良い表情をしていました。
もうすぐピカピカの1年生ですね!!みんなおめでとう!!