毎日一生懸命ピアノの練習をしつつも、まだまだ先だと思っていた本番が近付いてきました。
来週の今頃には1ステージ終わっているなんて信じられません。
小学校の授業参観と懇談会がありました。先生から「読む」ことの大切さを教えていただきました。
低学年から音読を習慣にすること。読む力をつけていかないと、高学年になってから受ける
全校学力テストは、問題が解けなくなってしまうそうです。
少し前に、狂言の先生からも「たくさん本を読んでおいた方がいいよ。文章が読めないと
人とお話できないし、算数や国語の問題も解けないよ。」というお話があったばかでした。
息子は本が大嫌いです。文字の読み書きももちろん大嫌いです。赤ちゃんの頃の絵本の読み聞かせの段階から興味が無さそうでした。
狂言の先生の一言が心に響いたのか、狂言の絵本なら読んでみようという気持ちが芽生えました。
すぐに狂言の絵本を取り寄せて、まずは読み聞かせからはじめました。
焦らず、多くを望まず、まずは本とお友達になってもらうことが一番です。
読み聞かせ中、夫は息子に「目で文字を追う」ことをアドバイスしていましたが
7年間も興味が無かったのだから、ちゃんと座って(私の膝の上)、1冊じーっと絵を見ているだけでも
ハナマルだと思うのです。たまにセリフの所だけ、息子が上手に読んでくれます。
息子のお気に入りの1冊は「うつぼざる」です。健気でかわいらしいお猿がどことなく息子に似ています。
文字を読みたがらないのは弱視も関係しているのかなぁと思っています。
息子がたまたま眼鏡をかけずに宿題をしていた時に書いた文字は、ヘロヘロでした。
きっと近くの物を見るのがとても大変なんだと思います。
目に負担を感じないように気をつけながら、少しずつ少しずつ本が楽しいと思ってくれるようになったらなぁ。
息子とは真逆で、私はとにかく本が大好きです。小説、エッセイ、新書、雑誌、漫画、何でも好きです。
高校生から大学生の頃にかけて読んだ小説を読み返しましたが、それも全部読みつくしてしまい
昨晩はとうとう読む物が無くなってしまいました。本棚を見て呆然としました。
夏と言えばナツイチ。なぜか昔の作品を読みたくなります。
去年の夏は梶井基次郎の「檸檬」を読んだような・・・?
私の読書タイムは寝る前です。あまり感情が揺さぶられないようにエッセイなどを読んでばかりですが
今年も何か1冊、純文学作品を選んで読んでみようかなぁと思っています。
皆さんにとってのお気に入りの1冊はありますか?