日記

音楽教室のことや、その日に起きた出来事をご紹介します。

音楽を揺らしたいなら

2016-10-26 15:51:58 | Weblog
先日、合唱コンクールの審査員をしてきました。

どのクラスも一生懸命に歌っていたようでしたが、ステージから審査員席まではけっこうな距離があります。

そこまでエネルギーをちゃんと飛ばすことのできたクラスは少なく、ちゃんと伝わるクラスには

説得力や感動や惹きつける力がありました。

「おおっ!」と思ったクラスは強弱の付け方がうまくて、やはり最優秀賞を取りました。



ピアノのレッスンをしていても感じることですが、生徒さん達は強弱記号をどのくらい重要視しているのでしょう?

私が「もっともっと!」と声を枯らしても、あまり幅が出ない事がよくあります。

もうすぐ発表会ですが、お客様の前で演奏するなら、なおさらいつもより表現にこだわってほしいです。

貴重な時間を共有するのですから、お客様にも十分楽しんで聴いていただきたいです。



連弾の練習などで二人の息が合わない時、なんとなく演奏がしっくりこない時、

テンポをどうしようか?という話し合いにたどり着くことがあります。

設定テンポは大切ですが、曲の中味を揺らしたいなら、やはり速さより音量です。

レガートで弾いているつもりでも、音量がずっと同じだとつまらないし、実はあまりレガートに聴こえなかったり。



明日は第2グループのリハーサルです。

小さい子がメインですが、お友達の演奏を聴いて、聴こえ方やその音楽に対する感じ方を

少しでも意識してくれるようになればいいなぁと思っています。



今回デビューの年長さん、連弾だけのつもりでしたがソロもいけそうです。

約半年で驚くほどの成長を見せてくれました。

お家の方の厳しくも温かいご協力と、本人の努力に感謝しながら、彼女にとって初めての発表会が

心に残る楽しい思い出になればいいなと願います。



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