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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
●漢検漢和辞典第2版に掲載されている部分を
絳で表示してあります👍 ヌケモレやミスがあるかもしれません(^^;)また、同辞典を参照しなかった場合は表示していないものもあります(あしからず)。

●熟語の読み・一字訓読(その218)です。
<罍:ライ、さかだる>
・さかだる:罍尊=罍樽=(雲雷模様のある)酒器、罍恥=「瓶の尽くるは罍の恥」(詩経の故事)、
罍罌(ライオウ)=さかだる、
雷雲を描いた酒がめ。 罍觴=さかだると杯、罍水=酒樽にいれた水、罍洗=大きい酒樽。瓦罍、金罍、罍酌、罍樽、
樽罍(ソンライ)=大きい樽、・・・
<罎:ドン、さけがめ、びん> *大漢和:「壜」に同じとあるのみ。
・さけがめ:熟語なし。
・びん:邦語。
*「壜(タン、ドン、びん、かめ)」:酒壜(シュタン)・石壜(セキタン)・・・「半壜(ハンタン)空し・・・」(大・字ともに「タン」音)
(注)漢検2には「罎」・「壜」ともに熟語なし。「びん」は邦語。タンー漢音。ドンー呉音。
<罕:カン、とりあみ、はた、まれ(に)>
・とりあみ:罕罔=あみ、罕畢(カンピツ)=天子の儀仗をいう(罕も畢も共に鳥獣をとる網の旗)。畢罕=とりあみ
・はた:罕旗=天子の旗、はた、のぼり、旗幟。雲罕。
旌罕(セイカン)。
・まれ(に):罕見=まれにみる。罕儔=仲間が少ない・一世に稀な儔(ともがら)=罕倫(倫(たぐい)、罕なり)=罕儷。罕言=まれに言う。
<罔:モウ、ボウ、あみ、くら(い)、おろ(か)、し(いる)、あざむ(く)、な(い)> *モウー呉音。ボウー漢音。
・あみ:
罔罟(モウコ)=けもの網と魚網、罔羅=①大あみと小あみ ②残りなく集める=網羅。罔利=利益を独占する(利を罔(あみ)する)
・くら(い):罔然(モウゼン)=罔罔=ぼんやりする、うっとりするさま。罔惑=心くらく迷う(大)
・おろ(か):疎罔、
迷罔(メイモウ)
・し(いる):
誣罔(フモウ・フボウ)
・あざむ(く):罔惑=まどわす(字)、罔人=人をだます、罔辟(モウヘキ)=君を欺く、
欺罔(キモウ・ギモウ)・な(い):罔象(モウショウ)=無象=①ただよう(一説に虚無)②水中の怪。罔極(モウキョク・ボウキョク)=無極・・・罔極の恩。罔欠=無欠。罔法(ムホウ←字通のみ)=法を無視する
*罔談=とりとめのない話 *罔悵=あきれいたむ(=惘に通じる)・うれえいたむ(大)
<罘:フ、フウ、あみ、うさぎあみ> *「フ」は慣用音
・あみ:罘罕(フカン)=あみ。罘罔=車の上に張って禽獣をとらえるあみ=罘網
・うさぎあみ:罘罝(フシャ)=うさぎあみ *「罝」は対象外。
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