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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
<漢検1級 27-③に向けて その14>
●「猫の飼い主さん」が模擬試験5作分を公開済みです。私も大変勉強になりました。この、中だるみの時期に、精力的にここまでの問題を作られるとは敬服します・・・とても貴重な記事・資料といえます。ぜひ、トライしてみてください。
●第5作目の四字熟語「風声鶴唳」の「唳」は、漢検さんからすると、許容字体であり、標準字体は「」となるようです。(JISの旧規格から拾ってきました。画像処理で拾って反映させているので、猫の飼い主さんのブログへ直接お知らせできるかどうか、わからなかったので、当ブログでお知らせする次第・・・ご容赦ください。)・・・本件、および模試第1~5作の詳細は「猫の飼い主さん」のブログをご覧ください・・・
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●漢検漢字辞典第2版から・・・
<「輒(チョウ、すなわ・ち、たちま・ち)」・・・27-②文章題の読みで出題された「輒(すなわ)ち」・・・>
・漢検2でも「チョウ、すなわ・ち」しか、音訓読みでは載っていない。「たちま・ち」の読みも知っていた人は今回迷ったかも・・・。
・大見出しで「輒(すなわ)ち:①そのたびごとに。いつも。②たやすく。すぐに。」と載っている・・・ので、文意からしたら、やはり「すなわち」の方なんでしょう・・・。
・また、大見出しの熟語として「輒然(チョウゼン)」が掲載されていて、「①直立して身動きしないさま ②にわかなさま。突然。 類:忽然 」。
・この「輒然」の②の方の意味が「たちま(ち)」に該当しそうです。 類義語で、「忽然、突然=輒然」なんてのに注意が必要かも(^^;)
・ところで、この「輒然」、
*大字源・字通では、意味①の方しか説明なし。(ちなみに、この意味①の熟語は、有名な荘子の「輒然として我が四肢形体有るを忘るるなり」が、ほとんどの辞書の出典となっている。問題集なんかにもよく出ている文章ですね。)
*大漢和には(さすが)、意味①と②の両方の説明がありました。
*漢字源が面白くて・・・
意味 ①べたべたとくっついている ②密着して一体となったさま ③すぐ、とつぜん。・・・だって。
・・・これだけじゃ理解に苦しむと思いますが、漢字源は親切に「「輒」は、車の両脇に取り付けた耳たぶのような形のもたれ木」と説明あり・・・これだと、なんとなく、意味①や②は理解できますねえ(^^)
・車ヘンの字は、このように、本来、車のどこの構造のことなのかを理解するとわかりやすいものが多い・・・「輒」以外にも、また、追々、お知らせしたいと思います。面白いですよ👍(^^)👍
<その他、ご参考まで>
・「すなわち(そのたびごとに、たやすく、無造作に などの意味)」に該当すると思われる熟語:輒死、輒殺、輒事、輒悔・・・
・「たちまち(にわか、すぐさま、即座に などの意味)」に該当すると思われる熟語:輒尽=ただちに用いつくす、輒時=すぐさま、たちまち
👍👍👍 🐑 👍👍👍
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
<漢検1級 27-③に向けて その14>
●「猫の飼い主さん」が模擬試験5作分を公開済みです。私も大変勉強になりました。この、中だるみの時期に、精力的にここまでの問題を作られるとは敬服します・・・とても貴重な記事・資料といえます。ぜひ、トライしてみてください。
●第5作目の四字熟語「風声鶴唳」の「唳」は、漢検さんからすると、許容字体であり、標準字体は「」となるようです。(JISの旧規格から拾ってきました。画像処理で拾って反映させているので、猫の飼い主さんのブログへ直接お知らせできるかどうか、わからなかったので、当ブログでお知らせする次第・・・ご容赦ください。)・・・本件、および模試第1~5作の詳細は「猫の飼い主さん」のブログをご覧ください・・・
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●漢検漢字辞典第2版から・・・
<「輒(チョウ、すなわ・ち、たちま・ち)」・・・27-②文章題の読みで出題された「輒(すなわ)ち」・・・>
・漢検2でも「チョウ、すなわ・ち」しか、音訓読みでは載っていない。「たちま・ち」の読みも知っていた人は今回迷ったかも・・・。
・大見出しで「輒(すなわ)ち:①そのたびごとに。いつも。②たやすく。すぐに。」と載っている・・・ので、文意からしたら、やはり「すなわち」の方なんでしょう・・・。
・また、大見出しの熟語として「輒然(チョウゼン)」が掲載されていて、「①直立して身動きしないさま ②にわかなさま。突然。 類:忽然 」。
・この「輒然」の②の方の意味が「たちま(ち)」に該当しそうです。 類義語で、「忽然、突然=輒然」なんてのに注意が必要かも(^^;)
・ところで、この「輒然」、
*大字源・字通では、意味①の方しか説明なし。(ちなみに、この意味①の熟語は、有名な荘子の「輒然として我が四肢形体有るを忘るるなり」が、ほとんどの辞書の出典となっている。問題集なんかにもよく出ている文章ですね。)
*大漢和には(さすが)、意味①と②の両方の説明がありました。
*漢字源が面白くて・・・
意味 ①べたべたとくっついている ②密着して一体となったさま ③すぐ、とつぜん。・・・だって。
・・・これだけじゃ理解に苦しむと思いますが、漢字源は親切に「「輒」は、車の両脇に取り付けた耳たぶのような形のもたれ木」と説明あり・・・これだと、なんとなく、意味①や②は理解できますねえ(^^)
・車ヘンの字は、このように、本来、車のどこの構造のことなのかを理解するとわかりやすいものが多い・・・「輒」以外にも、また、追々、お知らせしたいと思います。面白いですよ👍(^^)👍
<その他、ご参考まで>
・「すなわち(そのたびごとに、たやすく、無造作に などの意味)」に該当すると思われる熟語:輒死、輒殺、輒事、輒悔・・・
・「たちまち(にわか、すぐさま、即座に などの意味)」に該当すると思われる熟語:輒尽=ただちに用いつくす、輒時=すぐさま、たちまち
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