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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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●缶:カン、フ、ほとぎ、かま
・漢検2で、音による意味分けあり。「カン」=かま、かん、金属製の容器。「フ」=ほとぎ、もたい、口をつぼんだ素焼きの器。「撃缶(ゲキフ)」
・「罌缶(オウフ)」で「木の罌缶を以て軍を渡す」という過去問(音読み問題。25-③)がありました。
●句:ク、準1:コウ、あ(たる) 1級:ま(がる)
・漢検2で、音による意味分けあり。「ク」は略。「コウ」=意味①あたる。任務にあたる。意味②ま(曲)がる。かがむ。「コウ」対応の熟語記載なし。
・他の漢和辞典では、
「あ(たる)」=句当(コウトウ)=勾当=とりあつかう、処理する、任務を担当する
「ま(がる)」=句倨(コウキョ)=まがる、句廉(コウレン)=川岸が曲っていて角があること
●譎:キツ、ケツ、いつわ(る)、いつわ(り)、あや(しい)、とおまわ(し)
・漢検2:「とおまわ(し)」以外は音訓あり。
・掲載熟語:「譎詐(ケッサ・キッサ)」=「いつわる、いつわり」に対応。「譎怪」=「あやしい」に対応。「
譎諫」=“とおまわし”にいさめる、「怪譎(カイケツ)」「狡譎(コウケツ)」
・「譎怪」のよみ:「ケッカイ(大字源)」「譎諫」のよみ:「ケッカン・ケツカン」
・これもしかし、
なぜ、訓読みに「とおまわ(し)」と記載しておかないんだろう(ーー)対応する掲載熟語「譎諫」は載せているのに(ーー)
●辜:コ、つみ、とが、はりつけ、そむ(く)、ひとりじ(め)
・漢検2:「とが、ひとりじ(め)」が訓に入っていない。にもかかわらず、「
辜較:意味④ひとりじめにする」という熟語は載せている(ーー)
・他の掲載熟語:無辜、不辜、辜負←そむく意。
・「辜較」のよみと意味:
<大字源>「コカク」=権力などにより財貨・利益の独占をはかる 「ココウ」=あらまし、大略、概況。
<漢字源>「ココウ」=①一手ににぎって取引する。独り占めにする。②全体をまとめること、あらまし、だいたい。
・「はりつけ」に対応する熟語
「辜磔(コタク)」=罪人を八つ裂きの刑に処する、体を八つ裂きにする刑罰(大字源)、はりつけにする(漢字源)
●亘:コウ、セン、わた(る)
・漢検2:「亙」の俗字。意味①わたる 意味②めぐる *「めぐる」は現行訓にはナシ。 音熟語記載なし。
・「コウ」「セン」・・・大字源や漢字源では音による意味分けあり。
「コウ」:わたる・・・
「セン」:①めぐる、めぐらす、もとめめぐる 同:旋 ②のべる、宣揚する 同:宣 ・・・「セン」の音熟語見当たらず。
・「コウ」(わたる)に対応する熟語
連亘(亙)、綿亘(亙)・・・
亘古・亙古(コウコ)=昔から今に至るまで、永遠(大字源)。永遠、永久(大漢和)。
亘帯(コウタイ)=わたりめぐる(大漢和)
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