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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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●攀:ハン、ひ(く)、よ(じる)、すが(る))
・漢検2、音訓すべて掲載あり。下付き:「追攀」、「登攀」
・大見出し熟語:「
攀援(ハンエン)」=「①よじのぼること。②頼りにすること。①は「
攀縁」とも書く。」「攀縁(ハンエン)」=「①「攀援」に同じ。②俗事に心ひかれてかかわりあうこと
③怒ること。憤怒。 」
・この、「攀縁」の③の意味「怒ること。憤怒。」が、どうにもわからず調べた・・・
<広辞苑>「(上記②の意味の「俗事に心ひかれて・・・」が転じて、心の平静さを失う意から)いきどおること。」とあった。
<大字源>(国語として)「いかる、不快、憤怒」 ・・・大漢和も同様。なお、漢字源には、この意味の説明なし。
ということで、どうも日本語特有の意味としてあるらしい・・・
こういう説明もなにもないんだよな、この漢検2は・・・(ーー)
🚬🚬🚬 (余談) 一方で、余計な説明などがあるものなど 🚬🚬🚬
●「翅」:魚翅が「魚の翅(ひれ)」というのは記事にしたとおり。
漢検2では、意味③として「ただ、ただに 類:只、啻」と載せている。・・・なんでこういうことするのかなあ、現行訓読みにはないのに(ーー)・・・たしかに、漢和辞典には「奚(なん)ぞ、翅(ただ)に食のみ重きや」(孟子・告子下)の使用例を載せているが・・・。
●「蜃(おおはまぐり、みずち)」:
漢検1では、「蜃気楼は、昔、この現象が
蜃(はまぐり)が吐く気によって生じると考えられていた」→
漢検2では、「・・・
大蛤(おおはまぐり)が吐く気によって・・・」と改定されている。 さすがに漢検1の読みではマズイと思ったか、それにしても素直に「・・・蜃(おおはまぐり)が吐く気によって・・・」と改定しておけばよいのに、わざわざ、「大蛤」という字を使っている(ーー) *なお、
大字源では「・・・古人は蜃(おおはまぐり または みずち)が吐く気によって生じると想像した」となっている。
●「搔(ソウ、か(く))」 :漢検2の意味②に「さわぐ、さわがしい 「搔擾(ソウジョウ)」 類:騒」だって(ーー)これも現行訓にはないのに、どういう意図で掲載しているのか(ーー)・・・ちなみに、同様の熟語に「搔動(=騒動)」「搔乱(=騒乱)」(以上、大字源)などあり。
●「箔(ハク、すだれ、のべがね)」:意味③に「まぶし。蚕をいれ、繭をつくらせる養蚕用の道具」だって・・・現行訓にはナシ。
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