漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

「斌斌」と「彬彬」・・・同じか違うか・・・

2016年11月27日 | 語選択
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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<漢検2辞典・悉皆調査続行中>28-②までは大慌てで熟した悉皆調査(主として1級対象漢字がらみの熟語)・・・28ー②終了後から、今度は全掲載熟語(大見出し項目に限らず全部の熟語)を悉皆調査中・・・1日100頁以上をノルマとして取り組み、やっと今、あと残り300頁弱まで来ている・・・まだまだ本番で出されたら困りそうな(難問になりそうな)熟語や言い回しや意味などがたくさんあった・・・でも、なんとか所期の目標の11月中には完了しそうな感じだ・・・

●漢検2掲載内容
斌斌」: ①外面の形と内面の質がともに備わるさま。「―たる人柄を偲(しの)ばせる」 ②文化が隆盛するさま。 「彬彬」とも書く。
彬彬」:外形と内容がそろって整い、調和がとれているさま。特に、文章についていう。「文質―」

●「斌斌」の「②文化が隆盛するさま」の意味が「彬彬」には掲載されていないので、
 「文化が隆盛するさま」=“ひんぴん”の選択肢があったら、「斌斌」は〇で「彬彬」は✕なのかどうか・・・調べた。

●大字源:
 「斌斌」:上記②の意味の説明ナシ・・・ただし「学問と武事がほどよく分かれ調和しているさま」とはある。
 「彬彬」:(逆に、こちらの「彬彬」には)「・・・また、文化の盛んなさま」とあった。
●新漢語林
 「斌斌」・・・熟語掲載ナシ 「彬彬」:(熟語掲載あるも)「文化の盛んなさま」という意味・説明はナシ・・・。
●どっちがどうなのかわからなくなったので国語辞典にも当ってみた・・・

 広辞苑も大辞林も「彬彬・斌斌」と併記で、「①外形と実質が共に備わるさま ②文物のさかんにおこるさま」(広辞苑)と、ほぼ同じ説明になっていた・・・何の事はない・・・結局、同じに理解しておいて良さそうだ・・・
 *なぜ、漢検2は「彬彬」のほうにも、「文化が隆盛するさま」と載せておかないんだろう???

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「橙黄橘緑」 「橙黄橘紅」

2016年11月27日 | 四字熟語
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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<漢検2辞典・悉皆調査続行中>
●「橙黄
・以前、四字熟語カテゴリーで、

「 橙黄橘紅(とうこうきっこう):色とりどりのミカン類のこと(らしい)
 *漢検2「「橙」 意味①だいだい。ミカン科の常緑小高木。「橙黄」・・・」
 *色々調べたが、「橙黄(とうこう)」は、オレンジ色のことのようだ。「橙黄(とうこう)色」とか「橙黄(だいだいき)」とか・・・
  *調査の過程で、見つけた四字熟語だが、「芋粥」(芥川竜之介)の一節にある・・・
  「・・・かう云つて、五位の答を、真似る者さへある。所謂、橙黄橘紅を盛つた窪坏や高坏の上に多くの揉烏帽子や立烏帽子が、笑声と共に一しきり、波のやうに・・・」
 *「橙黄橘紅」は、芥川の造語らしいとの事。 」
と紹介したけど、「橙黄橘緑(とうこうきつりょく)」というのも大字源にあった・・・。

●蘇軾(蘇東皮)の絶句「贈 劉景文」の詩の中のことば・・・
  
「 荷(はす)は尽きて已に雨を擎(ささ)えるの蓋無く
 菊は残(ざん)して 猶 霜に傲るの枝有り
 一年の好景 君 須く記すべし
 正に是れ橙黄橘緑の時               」

・ネットでも、何人かの方が紹介してるけど、「Yahoo!知恵袋」の「ベストアンサーに選ばれた回答」がわかりやすかった・・・この方は素晴らしい教養というか知識をお持ちだなあ・・・
「蓮の葉はもう尽きて、雨を受けていた傘はない   菊の花は傷んでしまったが、まだその枝は凛として霜を受けている
 一年で最も素晴らしい光景だと君よ記憶してくれ  ほら橙は黄色く橘は緑に輝いて、たわわに実る時だ        」
 (この詩は同年代で親しい友人だった劉景文という人に贈った詩で、蘇軾が55歳頃の作品です。詩の季節は初冬。
あれ程美しかった蓮の花も葉もなくなり、香り高く咲き誇っていた菊の花も霜枯れてしまった。けれど、その枝は誇り高く霜に立ち向かっている。そして橙やみかんの木は豊かな実を付けて輝いている。我々の人生も、実にこれから実りの季節を迎えるのだよ。)

●大字源
 「橙黄橘緑時(トウコウキツリョクのとき)」:ゆずが黄色を帯び、橘が緑色になるとき。初冬の季節をいう。
 
 *この「橙」は“ゆず”のことらしい・・・「だいだい」は和訓らしいから、元々はそうなんだろうな・・・
 *漢検2では「意味:だいだい・・・「橙黄」・・・」となってるから、“だいだい”の意味でとらえているんだろうか・・・ネット上の解説もほTんど“だいだい”の意味でとらえているみたいだったが・・・

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コメント (2)
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