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FREAKY 13 DEAKY

酔いどれの誇りと踊る熊へ

横浜スタジアムで待ち合わせして

2024-06-30 00:22:12 | 創作詩
静かな夜と

波の慰めだけ。

いつも、自分だけ。

一人で。

横浜線の最後尾に座って。


泣き顔は誰にも見せないよ。

振られるのは慣れているさ。


それよりも、夜の海が暗すぎて。


切なすぎて。

言葉にもできなくて。


切符ぷを買って。

下りに乗るの。


似合わない涙がこぼれて。


菓子パンも、カードも、携帯も、要らないよ。


哀しさが、心のキャパを越えて、涙も渇いて。


町田から横浜へ来ても、解決しないのが手の打ちようがない。


さよならも言えなくて。


酒も飲めないで。

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悲しみと、怒りに・・・潜む。その心。

2024-06-11 00:09:44 | 創作詩
すべてを。

そのすべてを内に隠して。


分かるのは、森の精だけ。

だいだらぼっちも、姿を見せて。

後には戻れない。もう、戻れない。

そのすべてを露わにして。

もののけ等が、静かにひっそりと見つめている。

同意もしない。否定もしない。



だから、静観をする。



息をひそめ。


人々の心の奥底は、悲しみと怒りに満ち満ちて。


それでも、静かに見つめるだけ。



神々は、干渉しない。

それが約束だから。



愚かな人間との約束だから。


一言も発しない。


それでも、絶望せずに真の心を追い求め。


姿は見せずに、気配だけ。



潜むのみ。


考えるな。感じよ。



見ようとするな。触ろうとするな。



それがそちたちの約束だから。


それが鉄の誓約だから。

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G線上のアリア、から、そして

2024-05-15 00:47:57 | 創作詩
卒業する。


悲しみと、涙から、そろそろ出ていくよ。


卒業写真は、誰にも見せない。

だって、いまもいつまでも君は君のままで。

ちょっと怖いかな。

ありえないことがあると、思って生きてみたのに。

ありえないことなんて、無かった。



青春なんて、なかった。


あるよって、言ってくれたのに。


バラ色なんて、無かった。


だから、悲しさも、虚しさも、一切なく。


ぼくは、一人静かに聴いているよ。G線上でアリアを。





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一羽のカモメさへも

2024-05-15 00:22:39 | 創作詩
本気で愛したものは、あなたもあるのでしょうか。

嘘を嘘で塗り固めた、日常でも。

むき出しの、愛を見たことあるのでしょうか。


町田駅でひとり、横浜線にのる。


そして、横浜へ行く。

潮の香りのしない、真っ暗な夜の海を見て。

まるで、ぼくは異邦人。


場違いな、空気を読んでいない、部外者。


アウトサイダー。



手すりに、震えている、そこのカモメよりも浮いている。

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その、ひこうき雲は

2024-05-10 22:54:53 | 創作詩
いつか、お別れが来ると。

そんな予感を孕ませ。

誰でもない、私とあなただけが分かっていた。

でも、一人だけなんてズルいよ。

私はこれからも続く。最終章ではないのに。

でも受け入れるよ。それしかないから。

涙は要らない。

ここでは見せない。


誰からもらったの。


優しさは、鮮明にいまでも。


それは、他の人らには分からない。

今は泣かない。

涙は見せない。


あなたはわたしを置いて行ってしまった。

だから私は歌うよ。今日も酒と涙を誤魔化して。


さよならはまだ。


まだだよ。

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