FREAKY 13 DEAKY

酔いどれの誇りと踊る熊へ

結界

2022-10-30 23:49:14 | 創作詩
邪を


寄せ付けないように。




寄せつけたくない人も、関わりたくない人も、


全て、境界線の外へ。



呪いは、おまじないは、存在する。




それを、日々見つめて。夕日が目に入る。






気が狂うほどに、角膜が乾くほどに。




瞼は閉じない。




目は閉じない。







むこうが泣いても。瞼は閉じない。




泣き叫んでも。知らない。




静かに。



幸せに、過ごしてください。

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エリックサティ

2022-10-30 23:43:46 | 創作詩
死も、


暴力も、


欲望も、



闇の底で救われる。


汚物と、怒声と、罵声と、融合して、




静まり返っていて、もう元には戻れなくて。





生まれたことも忘れ、育てられたことも、忘却。





昼間の、憂鬱に対面し。




酒で、浄化しようと、もがき苦しみ。





前科を積み重ね。



堅気の世界から、離れていく。




もう、戻れないところまで。






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代理戦争が、進行中

2022-10-30 23:32:10 | 雑感等々
浮かれて、

遊んで、


大騒ぎで。


それでも、世界は血なまぐさいことに。


それでも、おれは日銭を稼いでいる様だ。


この国では、一国の首相も、大企業の社長も暗殺されて。




大物ばっかりかと思っていても、こんな蟻みたいなおれでも。



スナップショット。




そして、酒飲んで。グダグダになって明日は鼠色の新しい日に。


五十五歳だから。



色々と、困ったことでも静々とやりこなし。


ここに、告白するのだよ。笑えることだけども。


調子に乗っていると、怖い世の中なのか。



それでも世の中は進む。時間は着実に進む。



それが。




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C・イーストウッドの「クライ・マッチョ」

2022-10-23 10:42:06 | 映画雑感
クリント・イーストウッドの素晴らしい終活映画だ。

原作本も読んだがそれとの違いを書くつもりもない。

ただこの映画は良かった。観て良かったと思える映画。

イーストウッドはこの映画を作って何を伝えたかったのかということ。

今、世の中では老いた芸能人の寂しい人生の行く末が蔓延している。

それをテレビで見てこの国では老いることが人生の終焉として辛く寂しいこととして私に訴えかけている。

老後の不安を煽りにあおるこの風潮。


ウンザリだと思っていた時に、この映画を観たら良いと思う。


人生の終焉を迎えつつあるこの成功者が私に訴えかけてくる。


老いることは素晴らしいことだ。死を迎えるその日まで味わい尽くせ。


楽しみ尽くせと。


そこで私はイーストウッドに言い返す。そりゃあんたは良いだろうよ。ハリウッドで俳優のみならず監督として間違いなく成功した。楽しい人生を約束されたようなもんだ。たくさんの女優とも浮名を流し尊敬も集めている。
しかも何より現役だということ。バラ色の老後人生だ。


そうしたら不思議なことが起こった。

物語が進行している中でイーストウッドは不貞腐れた私にこう言うのだ。



・・・・・そうじゃないんだよ坊主。
お城のような家と高級車と美女とかそういうものでは味わえないんだ。
この映画化権を40代の私が取得した時まだ時期早々と棚上げしていた。
原作の主人公が37歳の設定なのにだよ?
そして90も後半に差し掛かろうとしている私が今こそお前に見てなにか感じてもらいたいと思ったからだ。
肉体も思考力もなにもかも衰えていき死んでいくのが老いだ。
それが素晴らしいことじゃないとお前は思っているのならこの映画の私を見ながらもう一度考えてみてくれ。




その対話を画面越しにイーストウッドとした時に意味が分かったのだ。


ふふふ。












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弧狼の血/Level2

2022-10-16 11:07:39 | 映画雑感
初老の血が騒いだ。

劇場で観そこなっていたのでしっかりwowowで観た。

劇場でないのでツマらんかったら消してしまおうと思っていた。

面白かった。0時半まで。

気が付いた。

学園不良男子抗争ものは全然観ないのに。

こっちはなぜ見たいのか。


やっぱりいい歳の悪オヤジたちがワチャワチャガチャガチャ殺し合うから。


ズルくてしたたかで二枚舌で下品で暴力的で変態チックでそして色気がある。


はたから見たらバカみたいだけども普通に感情移入できる。


いろんな制約やら罰則とかがなければタガが外れる世の中で生きてみてもいいかなと思うときもある。

秩序って大事だね。

そのかわりこの映画の中にいる人物たちと同じで短命に終わるのだろうな。


退屈な日常空間から逃避するためのものだからどっぷり浸かった。





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