信条だ。
生きていくうえでの。
幸せに、充実した一日を過ごせるか、どうか。
すべてが、自分の思い通りに。
そんなハピネスで。
天国なのか、はては地獄なのか。
人が嫌いだ。
生き物が嫌いだ。
自分という生もの。
厄介だ。
これからも付き合っていくしかないのか。
絶望と、悦楽の狭間。
暇な奴らは勝手に生かしておけ。
体力的には限界にきているから。
自分以外の力で乗り切るしかない。
酔っ払って、泥酔して、駅のホームでゲロ吐いて。
ひとに迷惑かけて。
それでも生きていく。
誰にもとやかく言われたくない。
泣きたくても。悔しても。とやかく言われたくない。
あんたは、オレの責任はとれんよね。
ならば、静かに見送っておくれよ。
安全な場所から見守っておくれ。
あんた、何様だ。
どこの神様だ。
神様はいるのか。
いないのか。
そこはハッキリしておくれ。
酒場で一人ぼっちで歌うのはあの歌。
ビリー･ジョエル。
ひとりぼっちのピアノマンを歌う。
そして、なか卯で親子丼を食って寒いうちに帰って、シャワーを浴びて泣いて泣いて静かに眠る。
高校生の時に彼女もいないで一人でラジオを聴きながら、誤魔化していた。
寂しさは負け。ひとりぼっちは生きる資格がないと誤解していた。
それに気づくまで、時間がかかった。
それでいい。
ビリー・ジョエルがひたすら歌う。
ボクの為だけに。
同級生との決裂。
この学校もすぐ忘れる。
ひとりで生きていくと決めた十七の晩夏。
素面で書いていると、消したくなる。
だからテンションが低い。
酒の力で脳内をお花畑にしないと。
それくらい素面はつまらない。
40年ぶりの物価高。税金の値上げ。犯罪の凶悪化。幼児虐待。戦争…
現実は波のように。情報は波のように。
取り乱さず冷静に、自分の不安で潰されないように。
自滅しない。
自分の醸成した不安を他人への怒りに転嫁する風潮。
愛もお金も独り占めしようとする欲望。
この電車からはいち早く降車したい。
自給自足は最高のスキルに違いない。
これを身につければ俗世間とも下界とも気楽につき合える。
いや違う、人間とも気楽につき合えるということだ。
いつでも終わらせられることを知っていれば生きられる。
厳しいサバイバル時代。
世間の空気がポジティブ思考に陥っているならこっちはギアチェンジして
ネガティブでいく。
本当は不安で仕方ないし信用していないくせに前向きなことを言ったりする。
同調を求める。仲間を増やそうとする。少数派でいたくないと焦る。
アホらしい。
でも矛盾した自分だってことは認める受け入れようとする一応。
仕事中はハプニングは起こらないでくれトラブルは御免だと願う。
がしかし、人生はジェットコースターで生きるとか思う。
静かな喫茶店で声の大きい男らが居たりしたらトラブルのニオイがして嫌だ。
要するに普通の人間なんだな。
凡人。平凡パンチ。
明星じゃなくて平凡。
それでいい。のだ。
