生きること。
いまだに。
なぜ。
五十六も、六才も変わらないから。
本質は変わらないから。
これが分かるまで、時間がかかった。本当に。
金も、資産も、実績も、全く関係ない。
本質は、死ぬまで変わらないよ。
それが、分からないやつらが多すぎる。
だから、面白いけど。たまにウンザリする。
オレは先に行くよ。
浮かれたこの世で、懸命に生きること。
ずる賢いやつらが、のさばるこの世で。
食いしばって生きることを学んで。
口惜しさを糧に、明日に持ち込み。
孤独を埋める歌を聴く。
埋められる歌は、数少ない。
でも、ある。確かに。
だから、またやり直せるのだ。
うわ。
家族連れ。
うわ。
みんな月火も休んで九連休か。
知らんけど。
うわ。
駅前広場ではスーパードライ500㎖缶の酒宴。
一雨来る前に始めちまおうってか。
ガンガン働かせる会社で死にそうだけども。
暦とか祭日とか関係ない会社だけども。
通常通り仕事します。
そう社長曰く、旗日だろうが人間生きるの休まんだろうが。
そう人生は続くし、飯食うのも休まないだろう。
ならば通常通り今夜は飲む。
ジュース？紅茶？お水？スープ？
NO！
素面で一週間働いてきた。連休も無しだ。
気がふれる前に飲む。
ゴールデンウイークってなによ。
グデングデンウイークなら知ってるぞ。
NO DRINK NO LIFE
今しかないという瞬間。
誤魔化しも、嘘もいらない。
隠れて、好き勝手は要らない。
この部屋から出て行って。
もう、僕の前から消えてくれ。
そんな経験が自分を再び現実的にしてくれる。
また一歩。
嘘みたいな一歩が踏みこめる。
生きているということ。実感。そして時間。
耳も目も口も。動いている。生きている。
だから僕も生きている。
脳みそじゃない。
パーツが生きている。
とにかく、
東へ行け。
迷わない。
そのまま。
不安は、振りほどけ。
迷っていないよ。
スマホも捨てな。
地図もいらない。
パスモもいらない。
自由だから。
心配いらないよ。
もう、充分泣いたよ。
これ以上はいらない。
自分だけでいい。
一人でいい。
