昔々_
歌われることは、鎮魂の意味があった。
邪気を払い魂の追悼をする行為。
今もそれはある。
歌謡曲。
これにもその意味が静かに隠されている。
…というのはそんなにビックリすることじゃないんだけども
重要なことはどの歌の歌詞が自分のことと関わってきて生き抜く武器になるかということ。
海を渡る人には、海の歌が
山に入る人は、山の歌が
色々ある。
死と隣り合わせで、無事に帰ってくるように歌で浄化する。
死に足をつかまれ向こうの世界に引きずり込まれた人の為に弔いの歌をうたう。
残された人の為に歌う。
歌には力がある。
歌詞に呪力や祝詞の力が宿っている。
最近の歌謡はジャンル問わず、手紙調だ。
友から友へ伝える歌。
あなたを守りたい…あなたは一人じゃないよ…一人じゃないよ…
巨大なメール時代。
メールで伝える言葉が溢れている。
一つの傾向:流行
パワーを持った歌詞とはなんだ。
風景・情景・描写を使いこなしている歌詞だ。
そしてある人に伝える、直接的表現ではダメ。
ケータイ電話やメール調はとても弱い。
一人語り:独白=最強。
情景描写+独白。
これが少なくなった。
ポップス業界の衰退。
関係してないだろうか。