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酔いどれの誇りと踊る熊へ

劇場で観るということ

2024-12-21 11:27:35 | 映画雑感
スマホの有無は関係ない。

J:comやらWOWOWとかで見る映画もお手軽で良いがまったく別だ。

イオンでもTOHOでも新宿武蔵野館でも池袋文芸坐でもどこでもいいが
場所も時間も動きも食べ物も拘束される環境でじっと映画を観るという作業が嬉しいのだ。特別な時間なのだ。ぼくはここで「整える」。

クリント・イーストウッド監督の新作「陪審員2番」が劇場ではやらず、配信で公開されると町山智浩がラジオで言ってた。
非常に残念。寂しい思いだ。

市場原理の流れに則り好きな映画も表面上は形を変える。

イオンシネマで、昔の作品シドニー・ルメット監督「ネットワーク」を観て、

次の日には片山慎三監督最新作「雨の中の慾情」を観る。

この前、武蔵野館でコッポラの「カンバセーション・・・盗聴・・・」を観たが70年代の良くも悪くも洋画が元気だった時代が好きだ。
まだ映画が特別なエンターテイメントだった時代。

懐かしさも加味しているのだろう。
でもそれくらい年も取ったのだとは思わないよ。

地方の古びた映画館を買い取って映画館の館主になりたかった。
まだその夢は捨てていないよ。

「シャイニング」のジャックがホテルの亡霊たちに囚われていくように、ぼくも映画館の念に乗っ取られてもいいと思っている。


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