これは
面白かった。
司馬遼太郎独特の言い回しや癖のある文体になじむと良さが加速する。
隠者が時の権力者太閤の暗殺命令を受けるはなし。
通勤時間30分弱毎日数ページずつ。
一ヶ月弱だった。
この今更司馬遼太郎シリーズ。
前回の「竜馬がゆく」と比べてみると。
好みとしては圧倒的にこっち。
ラストの太閤との対峙。ドカーンと撃ち抜かれた。痺れた。
当然ながら秀吉は高枕で亡くなっている。
では暗殺失敗だったのか否か。
この作品で司馬ファンが増えたこと頷ける。
国を制圧した化け物と妖忍術使いの悪魔の対話。ラスト名シーン。
篠田正浩の映画も記憶に新しいがやはり自分の脳内で現れた登場人物の方が圧倒的に面白い。
白土三平の劇画ばりの迫力シーン満載。
ページの角を折りながら名セリフや名シーンを書き写したいとこだが長くなるのでまた改めてだ。