ジョージ・ルーカス。
THXー1138
アメリカングラフィティ
スターウォーズ/新たな希望(全9話3部作の第4部)
小学生の俺は当然スターウォーズをタイムリーで観に行った。
スピルバーグの「未知との遭遇」と同時期に観たのを憶えている。
普通の子供と同じく熱狂した。
しかしこの監督はインタビューできっぱり言った。
もう監督業はコリゴリだよ。もう僕はやらない。製作とかには携わるけども監督業は一切やらない……
これにはがっくりした。
いくら大金が積まれてもそんなもの関係ないと映画作家は言うのだろうなと大人になれば理解できる。
こういうタイプの監督がいても良いと今は思う。
いつも現場は想定外のことが起こり神経擦り減らすのだ。
仕事ってそういうもんだよなと。
それでも魂がうずき、撮らずに死ねるかの根性で作る監督も沢山いる。
いろいろ存在していいのだと。
結局この人は第1作~3作を撮ったのだが。もうこの時は大巨匠だから優秀なスタッフで固めているしゴネル人などいなかったのだろう。
でもマニアのひねくれではないと断っておくがやっぱり50年前にヒーヒー泣いて撮りあげた一番最初の第4部が素晴らしいのだ。
心に響くのだよ。
良いものは何かを差し出さないと手に入らないのだと教えられる。
じぶんには出来ないこと頑張ってやってのけた。
チャンスをつかみ取った。
成功していない未だ追いかけている男が見てシビレるのだ。