「サ・クラッカー」とか「刑事グラハム(レッド・ドラゴン)」とか、まあ鳴かず飛ばずの作品と言ったら言い過ぎかもしれない。
やっぱり、東京12チャンネルでやってた1987年の「マイアミバイス」なんだよな・・・・・
刑事なのにアルマーニの服着てスーパーカー乗り回して、完全に汚職刑事。
主役のドン・ジョンソンはこれで大売れっ子。映画俳優に進出。ここはブルース・ウィスルと同じ。
これで「ラスト・オブ・モヒカン」を監督して高い評価を得た。主演のダニエル・デイ・ルイスもトップ俳優にした。
さあ最新作の「フェラーリ」までの道程でどれがベストか。
作品作りに共通しているキイワードがある。
すべて「これぞ男だぜ」がテーマ。
しかし、男という頼もしく愚かでズルくて弱くて女々しくてでやっぱ男で良かったぜ。という空気感が全作品に漂っている。
これは観る人を選ぶ。
好みが完全に分かれると思う。
それでいいのだ。
映画というものはそれでなくちゃいけない。
男を描くがスタローン的なマッチョではない。
マンの映画作家的嗜好なんだよな。
ベスト1は「インサイダー」だ。不動。ひたすら重い映画だ。
これでラッセル・クロウの最高の演技が見れる。アメリカたばこ産業の大リーク話だ。しかしテーマは巨大な権力者と無力な男の戦いの話し。これが実話だからチープにならない。
いろいろ思い出あるがここまで。
ベスト2は「コラテラル」だ。重くない映画。これもトム・クルーズの最高の演技が見れる。
ジェイミーフォックス演じるタクシー運転手が殺しの任務に巻き込まれるという話でグイグイ見せる。脚本がレベル高すぎる
この映画流し見しても、自分の生き方を見直しさせられたくらい名言が一杯入っている。
マン監督はかっこいい都会の夜景を見せる。登場人物の心理と繋がっているか心に刺さるんだよな。
イーストウッド
ジョージ・ミラー
リドリー・スコット
高齢でもまだまだ。
マンもまだまだ。
おれもまだまだ。