FREAKY 13 DEAKY

酔いどれの誇りと踊る熊へ

悲しみと、怒りに・・・潜む。その心。

2024-06-11 00:09:44 | 創作詩
すべてを。

そのすべてを内に隠して。


分かるのは、森の精だけ。

だいだらぼっちも、姿を見せて。

後には戻れない。もう、戻れない。

そのすべてを露わにして。

もののけ等が、静かにひっそりと見つめている。

同意もしない。否定もしない。



だから、静観をする。



息をひそめ。


人々の心の奥底は、悲しみと怒りに満ち満ちて。


それでも、静かに見つめるだけ。



神々は、干渉しない。

それが約束だから。



愚かな人間との約束だから。


一言も発しない。


それでも、絶望せずに真の心を追い求め。


姿は見せずに、気配だけ。



潜むのみ。


考えるな。感じよ。



見ようとするな。触ろうとするな。



それがそちたちの約束だから。


それが鉄の誓約だから。
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