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「現代のギリシャ悲劇」・・・米国投機筋の仕掛けで世界経済危機への連鎖も・・・

2011-10-20 16:31:03 | 日記
つなぎ融資の条件として緊縮政策を求められ、その受け入れを議決しようとしているギリシャ政府・議会に対し、これを阻止しようと公務員労組などがストとデモで議会を取り囲んで、対峙しています。

緊縮政策が通らなければつなぎ融資が受けられず、国債の債務不履行(デフォルト)に陥ります。

もっとも、通ったとしても一時凌ぎであって、先の事は不明です。

いくら外から融資をしても、今のギリシャには借金を返却できる見込みはなく、大幅カットするしかないと言われています。

その分が貸し手側の損失となるので、それが連鎖的な欧州の金融の信用危機・・・⇒世界恐慌となりそうなので、それをどう防ぐかが焦点になっています。

報道によれば、ギリシャでは脱税が横行しているのに、有効な対策が取られておらず、市民も政府・行政の怠慢を怒るより自分も脱税したがるような気風だそうです。

与党が選挙対策でコネで公務員に採用してやり、野党も与党なるとそうするなどという無節操なやり方をして公務員が労働人口の4分の1にまで増加してしまったそうです。

これほどですから、その他の税金の無駄遣いも多いのでしょう。

これでは財政難になるのは当然です。

上記のストとデモに財務省の職員までが加わっているとなると・・・「何を勝手な・・・自分たちの責任はどう考えているのか??・・・」と言う気がします。

ギリシャ人たちに反省の気風がないことが危機の原因です・・・が・・・危機が大きい原因はそれだけではないようです。

危機がこれほど大きくなっているのは、債券(国債を含む)のデフォルト・リスクさえ保険等の形で投機商品になっており、この危機をネタに米国などの一部の投機筋が大儲けを狙って巨額な資金で仕掛けてきているからだとも言われています。

危機がひどくなればなるほど大儲けできるように賭けて、そうなるように巨額な資金を動かし、国々を追い詰め・・・世界経済をも揺さぶる・・・そんな「投機の自由」さえ「グローバルな金融の自由市場」は与えてしまうものらしい・・・


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