日本の問題と解決策を考える

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日本の真の活性化を考える  吉川忠雄

安倍首相、復興増税の中で法人税だけ廃止の強い意向

2013-09-26 23:13:37 | 日記

★安倍首相は復興増税の中で法人税だけ廃止の強い意向を持っています。

所得税と住民税の増税はそのままで、企業の負担だけ廃止するということです。

消費増税したので、その代わりに復興目的の税でも企業減税するという・・・

長期デフレは労働者の平均賃金を下げ続けた結果なのに・・・

最近の物価上昇は燃料・原材料の価格上昇という国民負担が増える悪いインフレなのに・・・「インフレ傾向だからデフレは解消しつつある」→「だから消費増税しても良い指標だ」と考える・・・

国民負担を増やして、どこまで企業優先するのか・・・大企業はすでに260兆円もの内部留保を貯め込んでいるのに・・・

この露骨さには・・・さすがに野党のみならず、与党内からも反対する声が多く出ています。

★安倍首相はNY証券所で「投資を喚起するために大胆な法人減税をやります!」と満面の笑みで宣言しました。 

そして「アベノミックスで日本は買ですよ。今のうちですよ」と外資に日本株への投機を誘いました。

これには国内では批判が強いので、米国等で首相として勝手に国際公約して既成事実化し、「これを覆したら困ったことになるよ」と脅かす・・・悪質な手法が盛り込まれています。

 


安倍首相は消費税上げて公共事業拡大と法人減税の意向・・・またしても大企業本位の景気対策

2013-09-22 09:40:20 | 日記

★安倍首相は消費税上げて公共事業拡大と法人減税の意向・・・またしても大企業本位の景気対策を繰り返すのか!

安倍首相は2014年の4月から消費税を8%に上げるが、それにより消費の落ち込みで景気が失速することが心配なので、財政出動で公共事業を増やし、法人税減税をする強い意向だと報じられています。

▼これまでも消費税を導入した時、5%に上げた時などに、一方で法人税等の減税をやって、消費税の税収はほぼ相殺されて来ています。 

「法人減税の穴埋めを消費増税でやって来た」というのがその実体です。こんどもその繰り返しになりそうです。

その上もう一つ、消費税には「輸出還付金」の制度が付随しており、これが増大すると輸出大企業は更に大儲けになるのです。  

(小売り段階だけに掛ける売上税(米国等)ではなく、売買の全段階に掛ける付加価値税方式の消費税(欧州や日本)には「輸出還付金」の制度が付随しています。

歴史的に見ても、第二次大戦直後に廃墟になった欧州では米国の輸出攻勢に困って、公然と税金で支援すると内外から「不公平だ」と言われるため、輸出産業を裏から税金で支援する目的もあって導入されたのがこのタイプの消費税です。  そんな時代でもないのに、そのうま味は拡大されてきました)

だから財界は熱心に消費増税を推進するのです。

すでに円安で輸出大企業は大儲けしているのに。

 

▼一方、原油高と円安による輸入原材料値上がりなどで、生活必需品などの物価はもう上がってきていますが、給料の上がったところはわずかな例外しかありません。

 ▼テレビの街頭インタビューで、「法人税の減税についてどう思いますか?」と聞かれて「消費税を上げるのに、それは不公平だ」「それは変だ」と言う人は多くいました。

一方、企業に勤めるサラリーマンやOLたちの中には「法人税の減税で企業の利益が増えるのだから、それで給料が上がったら良いと思う」と答える人たちもいました。

知らぬが仏というか・・・法人税というのは賃金・賞与が支払われた後の利益に掛かる税金で、それが減税されても企業の最終的な税引利益が増えるだけです。

その大半は株主への配当金や内部留保や海外投資などに回ってしまうのです。

麻生財務相でさえそのことを心配して「給料のアップや景気に直接結び付くとは 言えないのでは?」と言っていました。

 これまでも全く結びつきませんでした。

小泉政権下以来、輸出大企業は利益が上がっても「国際競争が激しいから、賃上げすると競争に負けるから」と賃上げに応じず、さらには非正規社員を増やして平均賃金を上げるどころか引き下げてきました。

これこそが「長期デフレ」の原因でした。

★「適度なインフレが経済成長には良い」と言いますが、「賃金アップが継続し、それでゆるやかなインフレになる」のが良い経済成長なのです。

燃料や主要食糧や原材料が投機などで値上がりしてのインフレや通貨の乱発によるインフレはともに悪いインフレです。 

デフレも悪いが悪いインフレも人々の生活水準を低下させるのです。

なお、税金を何兆円も使って公共事業で景気刺激をすると言いますが、それではわざわざ東北の被災地の復興工事に技術者・監督者などの人員不足や建築資材不足をひどくしてしまいます。

財政にもマイナスです。

▼「そもそも景気の失速がそんなに心配なら消費税を上げるな!」と言いたい。

 


国は「地下水汲み上げ井戸」をなぜ汚染水タンクよりもっと山側でやろうとしないのか? 

2013-09-11 19:49:50 | 日記

★山側から毎日1000トンもの地下水が流入しているので、抜本的対策としては地下水流を・・・汚染水タンクよりもっと山側で地下深くまで全て堰き止める・・・そして大元からパイプなどを通して別な方向の海に流す大工事が必要なはず。 (しかしそんな話は出てもいない)

★それができるまで、地下水の流入を少しでも減らす緊急の対策として「地下水汲み上げ井戸」は至急必要ですが

国の案では・・・水漏れした汚染水タンクの下を通った地下水の一部(毎日100t程度)を原子炉建屋の前に井戸を掘って汲み上げパイプを通して海に流す・・・としています。

これでは漁民たちが承知しかねるのも当然です。

すでに1000個ほどもある汚染水タンクは今後もどんどん増加するし、それ自身が劣化や地震などを含めて相当なリスクがあるのです。

国は「地下水汲み上げ井戸」をなぜ汚染水タンクよりもっと山側でやろうとしないのか?

 距離が長く井戸の数が多くなり、コストが高く付いて嫌なのか? 

 

 


福島汚染水問題、安倍政権は口だけでなく、無く本気で取り組まないと・・・大変危険なことに!

2013-09-07 09:31:53 | 日記

★福島汚染水問題、安倍政権は口だけでなく、本気で取り組まないと・・・大変危険なことに!

12020年オリンピック開催都市決定のIOC総会でのプレゼンテーションで、安倍首相は福島原発汚染水の問題で、「私が保証します。状況はコントロールされています。・・・抜本解決に向けたプログラムをすでに政府は決定し着手しています。・・・将来も健康には全く問題ありません」などと胸を張って断言しました。

もちろんそれがオリンピック東京招致のための「嘘も方便」であることは多くの人たちが知っています。

今も汚染水が海に漏れ出しているし、原子炉建屋だけを冷凍土の壁を作って囲うという小規模な今の政府案では何ら解決できないことが・・・仮設タンクからの汚染水漏れで・・・すでに判明しています。

しかし、はっきりと国際公約したわけですから、また内外ともに注視していることですから、そして何よりも日本の海を守るためですから、何としても、これから「嘘から出た真」に転換しなければなりません。

 ★福島原発の汚染水問題は深刻・・解決できるような体制にはまだ全然なっていません。 

仮処理ばかりで凌ごうとする東電中心ではダメ。 国が直接乗り出して責任をもって内外の英知を集めて対策しなければとんでもないことになる恐れがあります。

 ★当然至急水漏れしない貯水タンクを大量に造って、仮設タンクから入れ替える必要があります。

★それから、海岸側には当然もっと長く恒久的で頑丈な遮水壁が必要。 

 ★それだけでなく、山側から毎日1000トンもの地下水が流入していると言うが、これをすべて大元から別な方向に流れを変える工事も必要。

 ★次の津波房総沖や北海道東方沖や宮城福島沖などの大地震による大津波)に備えて、福島第一原発敷地の周囲を要塞のようにぐるりと囲う海抜25m以上で幅30m以上の頑丈な防潮堤を構築することも必要。

  国主導で何千億円掛かろうと1兆円以上掛かろうと至急やらなければ、日本近海全体が危ないのですから。