★中国の主張は決して国際的に通用しない
★南シナ海 仲裁裁判所が審理続行
(産経新聞) 10:14
【シンガポール=吉村英輝】南シナ海のほとんどを領有権とする中国の主張は国際法に違反するとして、フィリピンが国連海洋法条約に基づき起こした仲裁手続きで、常設仲裁裁判所(オランダ・ハーグ)は29日、フィリピン側の一部訴えに関し、裁判所に管轄権があると判断し、審理を続行することを決めた。ロイター通信が伝えた。
同裁判所は、再びフィリピン側からの訴えを聞くなどして、来年前半にも結論を出す見通し。対応を拒んでいる中国の反発が予想される。
中国が南シナ海に造成した人工島周辺に艦船を派遣した米国の高官は、「南シナ海の領有権紛争において国際法が妥当であることを示した」として、同裁判所の判断を歓迎した。