日本の問題と解決策を考える

一石五鳥の地球温暖化防止策を考える
 
日本の真の活性化を考える  吉川忠雄

★安倍内閣の閣僚に「政治とカネ」の疑惑多発!・・・法律も甘いのか

2015-02-27 16:00:56 | 日記

★安倍内閣の閣僚に「政治とカネ」の疑惑多発!・・・法律も甘いのか

政治家が公的な補助金を受けている企業から献金を受けるのは違法と言います。

しかし、政治家は「知らなかったから受け取った。 指摘されて初めて判ったので返金した。 違法性は無い」でお咎め無しとなります。

ここで、私は大いに疑問を感じました。 

献金した企業側は「政治献金が禁止されるような公的な補助金を受けている」と判っているはずで、「それなのに政治家に企業献金をする」と決めた企業側の責任者と会計責任者が罰せられる話になぜならないのか?

 それともそれは政治資金規正法がザルだからなのか?

違法献金は公的な補助金を受けている企業としても悪い事への出費であって、罰せられて当然であり、またこれを罰しなければ減らせるはずがない!

そもそも、政治家が賄賂を受け取ったりしないように、また資金集めに奔走しなくてよいように・・・ということで税金から政党助成金を受け取っているはず。

また国会議員は世界でも高レベルの議員報酬の上にチェック無しの政務活動費を毎月100万円(年1200万円)も受け取っています。

また個人献金も受け取れます。

それなのに企業団体献金をいつまでも禁止にしないのは不当です。

安倍首相の「企業献金の禁止に反対だ」という国会答弁は極めて腹立たしい。

 


★汚染水対策でまた手抜きをし、漁業者の信頼をそこなった東京電力

2015-02-25 19:10:00 | 日記

★汚染水対策でまた手抜きをし、漁業者の信頼をそこなった東京電力

原子炉建屋の屋上に降った雨が高濃度汚染することは初めから予想できたはず・・・

その汚染雨水が溜まったら排水路を通って港ではない海に直接流出していたことを昨年4月にようやく気付いたが、規制委にも報告しないまま、対策もせぬままにしていたとは呆れる。

これでは福島県等の漁業関係者が怒るのも当然。

 


★オウム真理教の企ての恐ろしさを再認識

2015-02-23 13:39:49 | 日記

★オウム真理教の企ての恐ろしさを再認識

「オウム20年目の真実・・・暴走の原点と幻の核武装計画」という報道番組を見ました。

事件後20年に渡って真相を追い続けてきたテレビ朝日の清田記者らによる報道でした。

「麻原彰晃」と洗脳された弟子たちの企ての恐ろしさを再認識した報道でした。

 始めは気がふれて暴れ、止まらなくなった出家信者の一人を過失致死に至らしめた時に、「届け出ては世間の指弾を受けて布教に差し障る」と隠したまま焼却ポア。

次にその事実を知る出家信者の一人が脱会しようとし、これを麻原が殺害指示。

やがて若者を出家させて親から完全に引き離して返さないオウムのやり方に困った親たちが坂本弁護士に相談。 その相談を受けてオウムと交渉する中、その違法性と反社会性を見抜いて厳しく糾弾しはじめた坂本弁護士とその家族を「邪魔者は殺せ!」と麻原が殺害指示。

衆議院選挙に出て惨敗すると、その失敗を糊塗するために、「これは選管が票を差し替えたからだ! 権力と対決して勝利するのだ!」と武装化路線に走る。

軍用ヘリや軍用の銃を買い込み、ヒトラーも使用をためらったというサリンを製造した。

この時、世界の人口は70億人でサリンでの全員の致死量は70トンだからとして70トンを製造目標としたという。 

「軍用ヘリで首都圏にサリンをばら撒き、2千万人を殺す」という計画もあったという。

また、致死率90%という炭疽菌を使った生物兵器の製造を試みたが未遂に終わっていたことが記者の追跡調査で判明。

さらにはウラン鉱の世界最大の産地であるオーストラリアに麻原以下20人の幹部が渡って、ウラン鉱を掘って原爆の製造を試みたが成功せず、代わりにヒツジを大量死させるサリンの大規模テストを実行していたことが記者の追跡調査で判明。

当時は世紀末ということでノストラダムス等々の終末論が流行。

その流行を利用して、麻原が「ハルマゲドンは必ず起きる。 オウム真理教を信じる者だけが救済されるのだ!」と説法していたので、その状況を麻原たちが自ら作り出して「実証」し、「救済できるのは我々だけだ!」と叫んで権力を奪取しよう・・・そして絶対的独裁体制を作る・・・という企てもしていた。

松本サリン事件と地下鉄サリン事件は日本でかつてない凶悪事件だったが、「麻原彰晃」と洗脳された弟子たちの企ては、日本人でありながら「自分たちの妄想的悪魔的野望のために日本国民を皆殺しにする」・・・という余りにも恐るべきものだった。

 今は「イスラム国」を名乗る妄想的悪魔的野望を持つ過激な者たちが世界を敵視して凶悪凶暴な言動を続けているが・・・そう長く持つとは思えない・・・

 

 

 

 


・・・格差拡大と金融資本の肥大化+暴走を抑える私の解決案・・・

2015-02-12 14:52:45 | 日記

・・・格差拡大と金融資本の肥大化+暴走を抑える私の解決案・・・

金融手段の公営化+産業分野の市場経済+効果的福祉の知恵ある組み合わせで良いシステムが可能

▼ただし、生産手段の公営化+計画経済はダメ (社会主義の矛盾は大き過ぎるから)

資本主義の矛盾の結果生じる利己的な金融資本の肥大化と暴走をどうするのか?

 好況が続いた時など、値上がり利益を狙う投機が過剰に肥大化し、暴走してバブルを作り出す。

そのバブル崩壊・金融危機・大不況という形で、世界中の大勢の人々に大いなる災いをもたらすことが判明している。 

そこで投機を抑制するために、まず規制を強化する方法が考えられる。 

たとえば投機資金の何十倍・何百倍の取引が可能なレバレッジの倍率を強く規制する方法。 

また投機的な短期売買の繰り返しを不利にし、長期の保有は相対的に有利になるような取引税を導入する方法等々が考えられる。 

しかし、アメリカだけでなくドイツでも大銀行の幹部たちが堂々と

「投機は経済のために必要だ。 そうでないと資金が十分集められない。規制し過ぎては資金が外国に逃げ出し、株価が下落するなど経済不況に陥る」  と主張して譲らない。 

それに加え、本音としては「投機屋たちに資金を回して稼ぐということが出来なくなっては困る」と思っているのである。

金融業界に強い抵抗があり、その意向に押されて各国の政権も緩い規制しか実行出来ない。 

歴史的に金融資本主義の段階になると、リスクは高いが短期に大儲けが可能な投機のためのシステムを次々と創り出し、投機資金を呼び込むようになった。

 金融ビッグバン以来、金融規制緩和とグローバル化を推し進め、金融商品のギャンブル性をさらに高めて、より多くの資金を他国からも呼び込むようになり、それを各国が競争するようになった。

こうして現在の金融システム(利己的金融機関+投機的金融市場)は投機的金融資本を膨らませるようなシステムに作られている。 

今度の金融危機の最中でも大損した者たちばかりではなかった。

 暴落相場に賭けて大儲けした投機的金融機関(証券会社やヘッジ・ファンド等々)もかなりあった。

 ギリシャ等の財政危機を大きくしたのも、そうしたヘッジ・ファンド等の国債関連の投機であったし、その後のユーロ安・ドル安・円高の外国為替投機にも彼らが加わって大儲けしている。 

その後のアベノミックスによる円安でも株投機で・・・。 このように、すでに投機的な資金の動きが活発になっており、これからますます巨額になって行く。 

 大勢の人々へのしわ寄せと犠牲の上に、やがて世界大不況から回復してきたが、中国や新興国でも金融資本がはびこるようになり、グローバルな市場に一層グローバルな企業と金融資本の投機マネーが駆け巡るようになるだろう。 

科学技術は一層速く進歩し、生産力は量的にも質的にも大きく発展するが、経済成長と投機がやがて次なるバブル(次は中国のバブルかもしれない)を作り出す。

 それが大きく膨らんだ後、大崩壊して再び世界金融危機が起こるだろう。 

その時、財政の累積赤字が巨額な国々でも緊急財政出動を行って急場をしのぐだろうが、多くの国の国債の信用が失墜することになるだろう。

 そして国家破産するか、それを逃れるために紙幣を大増発してハイパー・インフレになるか、いずれにしても結局大変な経済恐慌となるだろう。 

そんな中でもその危機を利用して一部の目端の利く投機屋たちは大儲けするだろう。

危機の原因を作った張本人の一人でありながら。

 その時、どのような解決策があるか?

 原因が金融機関と金融市場のあり方に有る以上、時の政府や新政府が「規制し過ぎては資金が外国に逃げ出し、株価が下落するなどもっと経済不況に陥る」と言う主張を退けて、今度こそ本気で投機を抑制する効果的な規制を掛けると言う解決策はあり得る。 

ただし利己的金融機関が温存されるので、いずれあらゆる抜け道を探して投機的取引に資金を回すようになり、同時に金融規制緩和を要求して巻き返しをはかるであろう。

それゆえ、より抜本的な解決策として、金融機関を危機時の公費投入による一時的な国有化で止まらず、さらに恒久的な民主的公営化へ大変革する方法が考えられる。(当初は一部の金融機関から始めるとしても) 

そしてその金融機関(仮称「金融公社」)は経営や技術の評価能力がある人たちを集めて活用する。

そして投機的要素の強いものには融資や投資をしない。

社会的に有用なものに融資や投資をする。

大企業でも担保があっても過当競争・過剰生産となる事業計画には融資せず、バランスの良い発展を考えて融資する。

公的政策とも連携して、もっと将来有望な新技術やアイデア等の実用化促進のために長期融資や投資をする。 国民生活のため住宅等のローンを扱う。 

バブルを起こさないのでその崩壊もなく、したがってゼロ金利政策も取る必要がないので、安定的に預金金利を付けることが可能となる。

なお、長期的には国有、県有、市有などの金融公社にして経営を分け、互いに(土曜日の開店等を含め)サービスや経営などを競い合って運営する。

 また政治家や官僚や金融公社役員などによる利権化や職員たちの官僚化を防ぎ、国民サービスと経営を向上させるために、公社役員の住民による公選制を導入する。 

その選挙は企業や住民などの要望をよく聴いて十分検討し、今後の金融の方針を大いに論争した上で行う。 

一方金融監査の姿勢と能力をよく審査し、論じた上で、金融公社内の監査役員や独立監査機関の役員などを公選する。 

預金者などからの多額な資金を扱う仕事なので、法律を作り、不正には厳罰を適用し、不明朗なやり方を厳しく指摘し、不手際なやり方などで大きな損失を出したら厳しく評価するという監査体制を確立する。 

役員報酬や上級職員の給与水準も、一般と比べて高すぎる設定にすると選挙で支持されないことになる。 

等々のやり方が考えられる。 

このように金融機関について抜本的改革をしなければ、バブル崩壊後、各国民の大変な犠牲の上にいずれは経済が回復するとしても、貧富の格差がさらに広がり、多くの資金がまた利己的金融機関や投機業界の手に回るので、次のバブルや金融危機と国民の犠牲を防止することはできない。 

もちろん金融界も保守的あるいは新自由主義的な政党や論客らも「そんなことをしたら資金が外国に逃げ出して大不況になるぞ!」と脅しつけるであろう。 

それでも危機の原因者たちには国民の怒りが集まる。 

「利己的金融機関や投機業界に責任を取らせて退場させ、国有化して危機を乗り切り、その後より地域住民のニーズに対応できる民主的公営に再編する」と言う政策は多くの国民の利益になるので、国民の支持を得ることは理論上十分可能なはずである。

 民主的公営化を産業にではなく金融業だけに絞れば良い組み合わせのシステムが可能であり、将来性は大いにある。

たとえば日本共産党なども産業資本主義否定の共産主義理論から離脱して(党名も変えて)、産業資本主義は是正しながらも活用することにし、金融業だけに絞って民主的公営化を目指す新しい理論に移行してくれれば良いのですが、中々難しいかも?


★ピケティ教授・・・資本主義では格差が拡大し続ける・・・ということを約300年のデータで証明

2015-02-10 09:00:27 | 日記

ピケティ教授・・・資本主義では格差が拡大し続ける・・・ということを約300年の膨大なデータで証明

これまでいろいろな経済学者が自論とそれに都合が良い短い期間の一面的なデータだけで自己の理論を論じて来たのに対し、彼のグループの偉大なところは 約300年の膨大な税務データなどを大変な労力をかけて調べ上げ、分析して、実証したことです。

 今「ピケティのパリ白熱教室」シリーズが教育テレビで放映されています。

彼は「資本主義ではほとんどの国で格差が拡大し続けている。 

そして所得の格差も拡大しているが、それ以上に資産の格差が驚くほど拡大している

また、近年は中間層の多くが貧困層に移行し、数%の富裕層に富が集中する傾向が強まっている。

 その主因は 資本収益率 > 経済成長率 であるため、また資産が世襲されるためである」

また、「資本金額が大きいほど資本収益率は高くなる

と説明していました。

これはまた、能力や働いた実績による格差以上に不合理な理由による格差が大きいことを示します。

そのため多数者の購買力が伸びず、消費が停滞し、経済成長が難しくなり、失業者や半失業者が増え易くなります。

やがて多くの人々にとって耐え難いものになり、治安が悪くなったりして余計なコストが増えると予測されます。

こうした傾向を是正しなければ、やがては社会が維持できないほどになると予測されます。

これに対し、歴代自公政権は逆に格差を拡大してしまうような政策を多用して来ました。

 所得税の累進税率を引き下げて富裕層を喜ばせ、法人税の実行税率を下げて消費税率を上げる政策を採って来ました。

 特に小泉政権で小泉・竹中の新自由主義コンビが「国際競争に勝つため」を口実に進めた派遣労働などの労働規制緩和が重大でした。

当時は米国が好景気で、円安でもあり、対米輸出が好調だったのに、中国などの新興国とも競争が激しくなるからと主張して、こんな企業本位の格差拡大政策を断行したのです。

その結果、企業の非正規労働者雇用は3割にも拡大し、年間収入200万円以下の労働者が大量に増えました。 

また、その影響で正規労働者の賃金も上がらなくなり、長時間労働も改善されませんでした。

それ以降日本の労働者の平均賃金は長期に下がり続ける他国には見られない賃金デフレに陥りました。

その間に、大企業は285兆円もの内部留保を貯め込み、安倍政権下でさらに328兆円にまで増加させました。

一方、特に福祉削減策として小泉政権が行った医学部定員抑制政策はその後のひどい医師不足を引き起こし、大問題となりました。

少子化が進んでいるのに保育所はいまだに不足し、待機児童は解消されていません。 それが少子化の重大な一因だというのに・・・

教育予算も増えず、子供に教育費がかかり過ぎるという少子化の一因もそのままです。

親の経済格差で子供の教育格差も広がっています。

これでは世代を超えて格差の固定と拡大が起きるのは当然でしょう。

また、これでは少子化は止められず、今の年金制度は消費税を上げても維持できません。

アベノミクスの過剰な金融緩和は過剰な円安を誘導し、輸出大企業はぼろ儲けしました。

それなのに、さらに法人税率を下げようと準備しています。

しかし、庶民には物価高が押し寄せ、消費増税と合わせて実質所得が減少しています。

よほどの賃上げが非正規労働者にまで広く行きわたらせなければ、好循環は生まれません。

また大企業による下請け企業絞りもこれまで行き過ぎていたので、材料やエネルギーコストの上昇分や消費税UP分の転嫁を受け入れる必要があります。

なお、ピケティ教授は格差拡大の是正方法として、富裕層や大企業にもっと税金を課すべきと説きます。

一国でそんなことをしたら税金の安い国に移動してしまうからと言って、今各国は所得税の累進税率引き下げや法人税率引き下げ競争をしています。

しかし、世界の主要国が協力して同じ税率の法人税と富裕層の累進所得税と資産税(低率だが広く)を課すことに合意し、税金天国の政策を採る小国を許さず(合意しなければ経済的制裁を科すと言って説得するなど)実行すれば可能になる・・・と提案しています。

その実行が難しいからと言って簡単に諦め、各国が富裕層減税と企業減税で呼び込み・引き止め競争をし続ければ、それこそとんでもない世界大格差時代になってしまいます

 


★富山化学のアビガン錠はエボラ治療に「有望」・・・ギニアでの臨床試験で仏の国立研究所が発表

2015-02-07 09:43:50 | 日記

★富山化学のアビガン錠はエボラ治療に「有望」・・・ギニアでの臨床試験で仏の国立研究所が発表

2月5日、フランス大統領府は「初期結果では死亡症例が減り、治癒が増えている」「今後より大規模の試験で確認する必要があるが、エボラ熱との戦いに新たな展望を開く」との声明を発表しました。

 


★「イスラム国」がパイロット焼殺動画を公開・・・多くのイスラム教徒の怒りを買いそう・・・

2015-02-05 13:21:17 | 日記

★「イスラム国」がパイロット焼殺動画を公開・・・多くのイスラム教徒の怒りを買いそう・・・

iS(=「イスラム国」)が、拘束していたヨルダン人パイロット殺害の一部始終をインターネット上で公開した。

こんどは生きたままの焼殺である。

なんでも、ユダヤ教やイスラム教では死者の復活の教義を持ち、この際もとの体が必要と考えられているため、火葬への禁忌が強いそうである。

死体でも焼くのはイスラム教では忌み嫌うので、まして生きたままの焼殺は大変な侮辱となるのだそうである。

イスラム教徒のヨルダン人パイロットに対し、「裏切り者だ」と動画で編集して見せたとは言え、同じイスラムスンニ派の戦士を焼殺して、その動画をこれ見よがしにインターネット上に公開したiSの行為は・・・多くのイスラム教徒や宗教的権威や中東諸国の指導者たちの嫌悪と怒りを買いそうである。

そうすれば、残虐行為で敵対者に恐怖を与え、世界の注目を集める戦略といっても、逆効果となってiSに跳ね返ってくることも確かである。


★「イスラム国」が後藤さん殺害動画を流す、安倍首相のカイロ演説を口実に「日本人を標的にする」と宣言

2015-02-01 08:49:20 | 日記

★「イスラム国」が後藤さん殺害動画を流す、安倍首相のカイロ演説を口実に「日本人を標的にする」と宣言

許しがたい悪魔のような蛮行! まさに殺人犯罪集団である。

日本人も最大限の警戒が必要。

ただし、安倍政権や次世代の党らがこの事態を利用して、他国間の戦争に参戦できる「集団的自衛権」への気運作りをすることにも警戒が必要。

テロ対策ではたとえ海外で自衛隊を使うにしても「警察権」の問題として考えるべき。

・・・・なお、以下のような批判もあります・・・

週刊ポスト2015年2月6日号によれば、11月からの人質をめぐる秘密交渉では日本政府の態度は真剣なものではなく、現地近くに専門家を送ることもなく、むしろ仲介者の活動を妨害するようなことまでしたそうです。

「表沙汰にすると人質を殺す」というiS側からの脅迫があったので、その時点では週刊ポスト側は公表できなかったそうです。

 ・・・・・・・・・・・・・・・

安倍首相中東訪問 外務省は時期悪いと指摘も首相の反応は逆
NEWS ポストセブン 1月26日(月)7時6分配信

 安倍晋三首相は、1月17日~21日にかけて中東歴訪を行なったが、出発前の1月7日にフランスで週刊紙銃撃テロ事件が起きると、外務省内から今回の首相の中東訪問は「タイミングが悪い」という声が上がった。

 ところが、安倍首相の反応は逆だった。官邸関係者がこんな重大証言をした。

「総理は『フランスのテロ事件でイスラム国がクローズアップされている時に、ちょうど中東に行けるのだからオレはツイている』とうれしそうに語っていた。 『世界が安倍を頼りにしているということじゃないか』ともいっていた」

 周囲はその言葉を聞いてさすがに異様に感じたという。関係者が続ける。

総理は総額25億ドル(約3000億円)の中東支援についても、『日本にとってはたいしたカネではないが、中東諸国にはたいへんな金額だ。今回の訪問はどの国でもありがたがられるだろう』と自信満々で、常人の感覚とは違うなと感じた」

 テロは対岸の火事で、自国民の人質には一顧だにしないのが「積極平和外交」の実態だったのか。

 そして現地で情勢は一転する。1月20日に日本人2人の殺害予告ビデオ公開を受けてイスラエルで記者会見に臨んだ安倍首相の顔からはすっかり自信が消えていた。

 会見ではプロンプターの文字を必死に追って話すのが精一杯で、外国メディア記者からの「日本の過去の身代金支払いが原因ではないか」という質問には一言も答えなかった。

 安倍首相は「テロとの戦い」をことさら強調し、フランスのテロ事件を「ツイている」と喜びながら、米国のケリー国務長官をはじめ、英、独の首相はじめ40か国以上の首脳が集まった追悼式典(1月13日)には無視を決め込んだ。

日程的余裕があったにもかかわらず、山梨の別荘で休暇を過ごしながら祖父と父の墓参りで「衆院選勝利」を報告し、式典に駐仏大使を出席させただけだった。

 フランスで起きたテロは外交パフォーマンスに都合のいい対岸の火事と捉え、まさか日本が標的になるという洞察も備えもなかったことがわかる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・以上、NEWS ポストセブン 1月26日(月)7時6分配信

・・・そうであれば、私はむしろ、安倍首相の「国民のことより国家の名誉と日本国の世界での地位や存在感」を第一に考える価値観からして、首相は2人のリスクを覚悟の上で世界にアピ-ルしたのでは?・・・と思います。

 もし2人とも殺害されたとしても、政府の警告も聞かずに危険過ぎる所に行ってテロリストに拘束された者に対しては「これは本人も認めているように自己責任だ」とする気持ちが国民の中に強いですから、政府批判は有ってもそれほど強くはならない・・・と予想して。

iS側から公開された後、人質解放のためにいかにも真剣に対応しているように振る舞っていましたが、それはポーズだけ(国民が観ているから)で、初めから諦めていたのかも・・・

確かに相手が悪すぎれば諦めざるを得ないこともありえますが、公開脅迫前の交渉対応には疑問が残ります。