★★台風巨大猛烈化の予防対策を考え研究を急ぐべき時・・・海洋の深層冷水を利用すべき!
・・・・・一石三鳥の方法有り!・・・・・
●深層冷水の汲み上で熱帯海表面の直接冷却+植物プランクトンでCO2大吸収
10月6日現在、また大型で強い台風18号が日本に来ました。
7月にも過去最高級の巨大猛烈な台風8号が来ました。
昨年11月も台風30号がとてつもなく巨大かつ猛烈に成長してフイリビンを襲いました。
レイテ島などが最大90m~100m?/sの烈風と4m以上の津波のように押し寄せる高潮に襲われました。
広範囲に多くの家屋が破壊され、死者1万人以上ともいわれる大被害が出て、大変な惨状になりました。
この台風30号は気圧が895ヘストパスカルにまで低下して海面上昇を引き起こし、さらに最大90m以上の烈風に吹き寄せられて、高潮が「気象津波」といわれるほど巨大になったそうです。
伊勢湾台風やニューオーリンズを襲ったハリケーン・カトリーヌでもこういうことが起きましたが、それより巨大なものになりました。
最近は地球温暖化による海面水温上昇のため、台風の巨大化と猛烈化が進んで来ています。
以前、大被害を避けるために「台風の進路を変える方法」が検討されましたが、巨大なエネルギーを持ってしまった台風をどうこうしようとしても困難過ぎて立ち消えになりました。
しかし、台風が巨大になる前に、「発生や成長を抑制する方法」はもっと可能性があります。
★今年の9月に開かれた国連気候変動サミットでようやく米国や中国を含む多くの国が来年3月までに2020年以降のCO2排出量削減目標案を出すと表明しました。
しかし、その目標数値がどうなるかもわかりませんし、決まってもまじめに実行されるかどうかわかりません。
日本国内でどう削減するかも必要ですが、それだけでは焼け石に水程度です。
・・・以下はかねてからの私の提案の再掲です・・・
当分は世界のCO2排出量増加を止められません→「深層冷水の汲み上げによる熱帯海表面の直接冷却+CO2大吸収策」を進めるしかありません!
(CO2自体は地球の全休凍結や氷河期を防ぎ、適温に保つのに必須のもので、植物の光合成の材料でもありますが、増え過ぎは地球温暖化や海の酸性化を招きます。 しかし、人口の多い新興国が経済成長するときに、排出抑制の努力は必要ですが、排出の絶対量の増加を防ぐのは困難ですから)
熱帯表面海水の高温化で巨大台風の発生!これを防ぐ方法を考える
・・・赤道でも200m以深の海水は10度C程の冷水!
強烈な太陽が海水面をさらに熱くし、水蒸気を大量発生させる時間帯に、この冷水をポンプで汲み上げて海面に流せば、巨大台風防止に大きな効果があるはずです。
このポンプの動力はどうするか? まずは大きな船で試行できます。
恒久的には浮体式洋上ハイブリッド発電が良いでしょう。 3倍高効率のレンズ風車発電機+太陽電池に波力発電機と潮力発電機と海洋温度差発電機の中でその海に適した発電の組み合わせが考えられます。
フイリピンの東の南太平洋に加え、西の南シナ海でもこれをすれば、最近熱く強くなり過ぎたここからの上昇気流を緩和します。
そうすると、ここの台風を弱めるだけでなく、中国大陸への下降気流の過剰を緩和し、大陸東端から日本付近の上空の偏西風の蛇行が大きくなるのを抑制でき、冬の強すぎる寒波を和らげるでしょう。
また、この方法はそれ自体地球表面全体の温暖化を防止する効果が大いにあります。
その上さらに、この方法は植物プランクトンを大発生させることができます。
熱帯の陸から離れた海面では光合成が速く進み過ぎるため、植物に必要な栄養素を使い果たしてしまい、栄養素不足になっています。
しかし、海底にはマリンスノーが降り積もっていますし、光の届かない深層水は光合成が無いため植物に必要な栄養素がたっぷり蓄えられています。
その深層冷水を熱帯の海面に汲み上げて流すのですから→植物プランクトンの大発生→動物プランクトンの大発生→魚介類の増大・・・が起きます。
(なお、鉄分が不足な場合は鉄の多い砂を撒けば良い)
そして、 適したプランクトンや幼魚を放てば良いでしょう。
熱帯でもペルー沖では貿易風とも呼ばれる東風が常時吹いているため、東から西への潮流が起き、それを補うために大陸近くの深層水が上昇し、周囲は大漁場になっていますが、そういう上昇流を台風が発生する海で人工的にやるということです。
もちろん、植物プランクトンの大発生=CO2の大量吸収ですから、世界各国のCO2排出を相殺できます。
したがって、この方法は一石三鳥の方法です。