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近大水産研究所の「完全養殖」マグロやクエの今後に大いに期待

2012-11-26 17:18:48 | 日記

 近畿大学ではクロマグロを卵から完全養殖することに成功し、味も評価され、国内で販売を始めたというニュースを聞きました。

1970年に水産庁の委託研究として始まったのですが、不可能と言われてきた「クロマグロの完全養殖」に近大水産研究所が32年に及ぶ研究を重ねて成功し、その後実用化にも成功。

いよいよ近畿大学が豊田通商と手を組み、世界市場への売り込みを目指します。

大きな産業に育って、雇用も増やして欲しいと期待します。

 また、非常に美味いけれども稀にしか獲れない幻の高級魚クエという磯に住む魚がいます。

白浜観光協会から近大和歌山水産研究所への働きかけで始まって苦節40年、卵から完全養殖することに成功し、国内で販売を始めたというニュースをかなり以前に聞きました。 

今はまだ手数が掛かり、数が限定されていて地元優先でしか出回っていないそうですが、これもいずれは日本全土や世界への期待が出来ます。

 人間、どこの国の人でも「美味くて健康に良い食べ物」への欲求は大変強いもの。

ただ、生産量が限定されていて、あるいはPR不足で、あるいは高価過ぎて、その味が広く知られていない食物は多々あります。

完全養殖鯛は日本で需要以上に供給が増えて値崩れし、減産したそうですが、日本人が美味いと思う鯛なら世界へPRして売り込むことは可能ではないかと思います。

ウナギやイセエビの研究も苦労して進められていますが、他にもまだ有名ではないが非常に美味しくてヘルシーで、もっと日本中へ広げ、さらに世界中に売り込める食物は多々あると思います。

たとえば、カニカマボコは日本企業の発明品ですが、これを輸出したところ、美味しくてヘルシーだと大変喜ばれて良く売れ、今では世界中で造られ食べられるようになりました。 日本企業はそれを造る機械を受注して製造販売しています。

 ただし、他国と違い、地震大国の日本では、食品関係の輸出国になるには原発廃止も大切。 再度事故れば輸出食品産業が壊滅的打撃を受けかねないから。



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