【ワシントン＝黒瀬悦成】米国務省は24日、日本での新型コロナウイルスの感染状況を理由に、日本への渡航警戒レベルについて、4段階のうち従来の「渡航を再検討」（レベル3）から最も厳しい「渡航中止勧告」（レベル4）へと引き上げた。レベル4が当面維持される事態となれば、7月23日に開幕予定の東京五輪に米国選手団を派遣するかどうかの判断に影響する可能性がある。

　国務省の勧告は、米疾病対策センター（CDC）がこの日新たに公表した、新型コロナに関する世界各国・地域の感染レベルを評価する旅行健康情報（THNs）に基づく措置。

　CDCは「日本の現状では、旅行者がワクチン接種を完了していたとしても、（伝染力が高い）新型コロナの変異株に感染し、自ら拡散させる危険がある」と指摘し、「日本への渡航を全面的に避けるべきだ」と警告した。

　日本への渡航中止勧告を受けて米国オリンピック・パラリンピック委員会（USOPC）は24日、声明を出し、東京五輪への米国代表の出場に影響はないとの見方を示した。声明は「感染予防策が講じられるほか、選手やスタッフは日本への渡航前と到着後、五輪期間中にも検査を受けるので、安全に参加できると確信している」とした。

　国務省は昨年3月、全世界への渡航中止勧告を発表し、8月に国・地域別に評価する方式に変更。日本はレベル3に引き下げられ、これまで評価を据え置かれていた。

　同省は一方で、感染が再び世界的に拡大したのを受け、4月以降にレベル4の対象国を大幅に拡大し、現在は約150カ国・地域が対象となっている。

　今回、日本のほかにはスリランカもレベル4に引き上げられた。

武漢コロナのワクチン接種が想像以上に実施されているので収束の希望が見えてきました。

しかし変異株の出現で楽観的に考えるのは早計かもわかりません。

そんな中、米国が日本への渡航中止勧告を発表しました。

米国よりはマシだとは言え、日本の水際対策が失敗しているとの判断なのです。

さざ波だろうが、凪だろうが、そして大波だろうが海外からの見方を真摯に受け止めたいです。

これで東京五輪への参加国が減るかもわかりません。

もし開催されればですが。

そして開催されれば日本は思い切って、海外からの入国者は選手、コーチ、医療者に制限し、

マスコミやスポンサー関係者の入国を中止したらと思います。

ちょっと乱暴な考えですが。

 

日本は入国者から感染者を広げない為に様々な方策を講じています。

しかし海外は厳しい制限や罰則があります。

そんな海外から日本に来たら、気が緩み羽を伸ばし、日本のお願いを無視しませんか。

 

選手とコーチ、医療者全員が選手村と競技場の往復に制限し、

マスコミ関係者全員を入国禁止にすれば、安心です。

 

アメリカの「渡航中止勧告」の発表で、東京五輪について考えました。

陽性者の人数ではありません。

どれだけ抑え込んでいるか、中等症者、重症者が入院できるか否かで判断して欲しいです。

医師が入院の判断をしても空きベッドがなく自宅等で死亡する国は先進国とは言えません。

この事を政治家はもっと真剣に考えてもらいたいです。