同種の決議の採択は18年連続。決議は11月中旬に国連総会第3委員会(人権)を通過していた。ロシアや中国、イラン、キューバ、ベラルーシなどはコンセンサスに加わらなかった。

 欧州連合(EU)が提出し、日米韓などが賛同を示す「共同提案国」に名を連ねた。決議は北朝鮮政府に対し、人権と基本的自由の全面的な尊重を要求。拉致問題についても言及し、日本を含むすべての拉致被害者を直ちに帰国させるよう求めている。

 北朝鮮の金星国連大使は採択前に演説し、「この決議を非難し拒絶する」と反論した。(ニューヨーク=遠田寛生)

※ NHKの報道 ⇩