城西大学武道場に於いて、8日(日)10年振りに埼玉県躰道新人合同稽古を再開した。防衛医科大、大東文化大、東京国際大、城西大学、越生高校の各新入部員 20名が参加 し 2時~ 4時 30分の 2時間 30分、体軸、体幹の実感トレーニングと腰内弦の強化を行なう。
全ての躰技は、体気と体軸を介して旋、運、変、捻、転の各技が行なわれなければならない。旋技から始めるのは、体軸を理解させるためでもあります。
『その実技は玄制流空手道後期の体技から始まり、相手の突きや蹴りに対し、体を旋回し水月、電光、後電光等の急所を外しての極め技、旋体突きとなりました。それには体軸を認識し旋回の回転速度が必要でした』
この旋体技こそが創造の躰道を、決定づけた技と言って過言ではない。
正拳ではタオルを丸め握り締め方から、拳の出し方と引き方、片手で 50回数を数え、肘内弦を意識させた後、体気を丹田に落し不動立ち、数を数え正拳突きの動作から二連、三連突きまで繰り返させる。久しぶりに私の突きも唸る、拳は呼吸法が大切、下丹田から声を出させる。
防ぎ手を添えた、左右のえ字立ち(腰内弦を意識)の逆突きから旋体突きに繋げる。この旋体突きで体軸を体得させる。
腰内弦では小腰筋(インナーマッスル)の説明、二足歩行の人間は 7~8才歳頃まで働くが、その後は使われない筋肉を 2人一組となり目覚めさせた後、小腰筋を意識(体気)してマットを丸めて後転、バク宙やバク転に備える。
埼玉県躰協は 13年余り全日本の総合優勝にめぐまれていない残念。2~3年後の優勝を目指し、県を代表する選手に育つことを願い、帰途につく。