久しぶりに違う場所をウォーキングしてみようかと市内をウロウロして行き着いたのが新釧路川右岸。
新釧路川は その昔釧路川の氾濫を回避するために手堀りで釧路川から分岐して直線化された人工の川だ。
当時、機械もほとんどなく、スコップとモッコでコツコツと作業した先人の偉大なる根性には敬服する思いだ。
そのまっすぐな河畔道路を上流へ向かう。
鶴見橋は、その名の通り至る所に鶴が満載だ。手摺も電灯も鶴の形。
両端には 豪華なモニュメントもある。
その河岸にはパークゴルフ場や野球場、バーベキューコーナーまである。
松ぼっくりが落ちているので、それを見ながら思い出したことがある。
「松ぼっくり」は、「松ぼくり」とも云い「松陰嚢(まつふぐり)」が転訛した語であると云うことだ。
つまり「松ぼっくり」は 松の金●●だ。だから、ギュッと握ったりしてはいけないのだと思う。
私は遊歩道に落ちている「松ぼっくり」を丁寧に拾い上げて横の草の上に 優しく転がした。
しかし、この河岸の道 長すぎる。そして当然だが 行ったら戻らなければならない。
行きは 色々なものをキョロキョロして散歩ムードだったが、帰りは しんどかった。
それにしても、昔の人はスコップ持って川改修の工事現場まで 歩いたのだろうか。
偉いもんだなぁ、昔の人は。