家内と ある書類の手続きで市役所へ行った。
そうしたら、市役所の裏に新しくできた防災庁舎に行けと云う。
地震、津波の時に被害を抑えるために電源・コンピューター系統を高層階へ設置し、最上階には何名も避難できるようにしたと云う あの建物だ。
この中に目指す「課」が移っているらしい。と云うことは市役所の一部が引っ越したと云うことらしい。
表示を見ると やはり「釧路市役所 防災庁舎」となっている。
でも完成した時のニュースでは、「新しい市役所が出来ました」ではなくて
「津波でも避難できる建物。シャワーもあり緊急時に利用できる防災の建物」との内容だったと記憶している。
私は、ボロ市役所を建て直すのは賛成で文句を言うつもりはないが、防災庁舎と云う名は付いているものの、密かに市役所の新棟を建てたように勘ぐってしまった。
建物は思ったより奥行きがなく狭い感じだがエレベーターも静かで 明るい。
働いている職員も活き活きニコニコだ。
手取り足取りで丁寧に目的の課まで誘導してくれる。
トイレへ行っても もしかしたら拭いてくれるのではないかと思ってしまうほど丁寧でサービス満点だ。
もしかしたら、古い方の本館も 新防災庁舎として いつの間にか建て直すのかも知れない。
ついでに例の最上階を見学しようとエレベーターの前に立っていたら、到着した箱から話に夢中のオバチャンが二人下りてきて「ここは三階?」と云うので
「二階ですよ」と云ったら大慌てで また乗り込んだ。
いくら最新の建物でも話し好きのオバチャンには通用しないようで、一緒に乗っていたオッサンも呆れ顔。
どうも エレベーターの中で 大声で話し続け 迷惑していたようだ。
三階に着いた時に私が「ここが三階ですよ」と教えてあげた。
「用事が終わったら無事に帰られると良いですね。」と余計なことを追加した途端 オバチャン赤面、オッサンはニヤリ。