いつもの理髪店に2回ほど足を運んだのだが、さずがに年末とあっていつも先客がいるので、待つことが嫌いな私は ついに諦めた。
このまま年を越そうと思ったのだが、試しにCOOPの中にある1000円の理容室へ入ってみることにした。
入口に自動支払機があって料金を入れて待つ仕組みだ。
髭剃りも洗髪もなく、カットだけのようで客の回転も速い。
5分待つことも無く椅子に案内され、バリカンとは少し違う、デカイ電気カミソリのようなものでガーガーとカット。
次は少し小型の電気カミソリ風で細部のカット。
そして仕上げに、やっと普通のハサミが登場。
少し伸びてきているヒゲは見て見ぬフリのようだ。
最後はシャンプーの代わりに掃除機のようなホースが出てきてウィンウィンと髪の切れ端を吸い取られてオワリ。
多分、10分もかかっていないように思う。
2センチ程短くなったと思うのだが、帰宅しても何も言われない。
私の髪が短くなっていることに気づいていないのだ。
つまり私の事には関心が無いのだ。
スリスリが帰宅して私の真正面に座ったのだが、やっぱり気が付いていない。
気がつけよ・・・おいっ。
髪が短くなったね とか 若くなったね とか・・・・・云えよ。
もしかしたら、こいつら・・・・・私がフリチンでいても気が付かないんじゃないのか?
俺は・・・・・霞みか 雲なのか?
それとも 既に 影が薄いのか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
★車中泊の旅(前回の続き) 京都 編
大津のホテルに宿をとった。
本当は京都に泊まりたかったのだが、どこも満室で探すのが嫌になった。
それに高級ホテル以外は駐車場のスペースが限られているのだ。
チエックインしたホテルの前を私が大好きな路面電車が走っていた。
翌日はJRで京都へ。
同級生のK君と京都駅で待ち合わせているからだ。
その時間より1時間以上早く京都へ到着。懐かしの京都は空気までが違う。
巨大な京都駅内を歩き回るだけで楽しいし朝からウキウキワクワクだ。
40年程前に学生生活を送る為に初めて京都に下り立った時に眺めた京都タワーは今も健在だ。良いなぁ・・・・・京都。
一度はここで暮らそうと思いながら それを実現できなかった私。もしこの街で暮らしていたなら、今より幸せな時を刻んでいたのだろうか。
小雨が降る京都駅の屋上に出て南も北も東も西も 全部の街並をジックリと眺めた。
K君とはスンナリと遭遇できた。何と奥様も一緒だ。
御夫婦とは二回目だ。北海道へ山登りに来た時以来だ。登山時の服装とは違うので奥様が別人みたいに見えてしまう。
女性って服装で変わるものだと 改めて思った。
この日は弘法市が開かれているので歩いて東寺へ向かった。
残念なことに雨が降っているからか骨董品店は少なくて、神社のお祭り的な雰囲気になっていた。
久しぶりに講堂と金堂の巨大仏像群を拝み爽やかな気分になれた。
あの京都を代表する五重塔をバックに、これが多分私の遺影になるかも知れない記念写真を撮ってもらい、お土産まで渡されてK君御夫妻と別れた。
約束があって、大阪へ行くからだ。K君、お世話になりました。ありがとう。
大好きな阪急電車に身を委ねて大阪まで40分の電車旅だ。
食い入る様に雨に煙る外の景色を眺める私は、オッサンではなく いつしか20歳代の頃に戻っていた。
このまま年を越そうと思ったのだが、試しにCOOPの中にある1000円の理容室へ入ってみることにした。
入口に自動支払機があって料金を入れて待つ仕組みだ。
髭剃りも洗髪もなく、カットだけのようで客の回転も速い。
5分待つことも無く椅子に案内され、バリカンとは少し違う、デカイ電気カミソリのようなものでガーガーとカット。
次は少し小型の電気カミソリ風で細部のカット。
そして仕上げに、やっと普通のハサミが登場。
少し伸びてきているヒゲは見て見ぬフリのようだ。
最後はシャンプーの代わりに掃除機のようなホースが出てきてウィンウィンと髪の切れ端を吸い取られてオワリ。
多分、10分もかかっていないように思う。
2センチ程短くなったと思うのだが、帰宅しても何も言われない。
私の髪が短くなっていることに気づいていないのだ。
つまり私の事には関心が無いのだ。
スリスリが帰宅して私の真正面に座ったのだが、やっぱり気が付いていない。
気がつけよ・・・おいっ。
髪が短くなったね とか 若くなったね とか・・・・・云えよ。
もしかしたら、こいつら・・・・・私がフリチンでいても気が付かないんじゃないのか?
俺は・・・・・霞みか 雲なのか?
それとも 既に 影が薄いのか?
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★車中泊の旅(前回の続き) 京都 編
大津のホテルに宿をとった。
本当は京都に泊まりたかったのだが、どこも満室で探すのが嫌になった。
それに高級ホテル以外は駐車場のスペースが限られているのだ。
チエックインしたホテルの前を私が大好きな路面電車が走っていた。
翌日はJRで京都へ。
同級生のK君と京都駅で待ち合わせているからだ。
その時間より1時間以上早く京都へ到着。懐かしの京都は空気までが違う。
巨大な京都駅内を歩き回るだけで楽しいし朝からウキウキワクワクだ。
40年程前に学生生活を送る為に初めて京都に下り立った時に眺めた京都タワーは今も健在だ。良いなぁ・・・・・京都。
一度はここで暮らそうと思いながら それを実現できなかった私。もしこの街で暮らしていたなら、今より幸せな時を刻んでいたのだろうか。
小雨が降る京都駅の屋上に出て南も北も東も西も 全部の街並をジックリと眺めた。
K君とはスンナリと遭遇できた。何と奥様も一緒だ。
御夫婦とは二回目だ。北海道へ山登りに来た時以来だ。登山時の服装とは違うので奥様が別人みたいに見えてしまう。
女性って服装で変わるものだと 改めて思った。
この日は弘法市が開かれているので歩いて東寺へ向かった。
残念なことに雨が降っているからか骨董品店は少なくて、神社のお祭り的な雰囲気になっていた。
久しぶりに講堂と金堂の巨大仏像群を拝み爽やかな気分になれた。
あの京都を代表する五重塔をバックに、これが多分私の遺影になるかも知れない記念写真を撮ってもらい、お土産まで渡されてK君御夫妻と別れた。
約束があって、大阪へ行くからだ。K君、お世話になりました。ありがとう。
大好きな阪急電車に身を委ねて大阪まで40分の電車旅だ。
食い入る様に雨に煙る外の景色を眺める私は、オッサンではなく いつしか20歳代の頃に戻っていた。