桜の花びらが散り、至る所でタンポポが威張っている。
路上では、生まれたばかりなのか小さすぎる蟻がチョロチョロと動いている。
それを踏まないように気をつけながら、久しぶりに春採湖一周を思いついたのは、定期の検査が予想外に早く終わったから。
採尿の順番、診察の順番までが一番で、検査結果も良かったので気分良く病院を出たのだが、車へ乗り込むときに少し寒いがウォークしている内に心地良い涼しさに変わりそうに感じた。
それで湖畔の丘の上にあるPへ車を置き一周4.7キロの遊歩道へ久しぶりの挑戦。
ここは私がウォーキングと云うものを始める原点になった場所だ。
最初の下り坂を利用して軽い気持ちでジョギング。坂を下りきった平坦な場所まで行ったらウォーキングに変えようと思っていたのに調子が良すぎてそのまま走り続けた。
これは一周走り続けられるのではと欲が出てきたのだが、3キロを過ぎた地点で軽くモヨオシタ。
後2キロ弱を走り続けたい欲を捨て見えてきたスーパーへ立ち寄り、早いモノ勝ちの場所を拝借。
走っている時の振動で少しずつ溜まっていたようで、自分から出てきたとは思えない見事さに仰天。今にもクネクネと動きそうな見事さだ。
残り2キロ弱を走り続けないでスーパーへ行くことを選んだ自分を褒めた。
で、スッキリ爽やかで気持ちも身体も身軽になり、再び走り出したとおもうだろうが、精神的にそこまで強くはない。
一度歩いてしまうと、もう残りを走る気にはなれないのだ。
叱られた子供のようにトボトボと残りの距離を歩いた。