亡くなった長女の部屋に残されていた本です。
作家と言えば開高健、大江健三郎と言う時代に育ったタカ長には聞いたこともない人が書いた本です。
ひょんなことから軽井沢に住むことになり、近くにある浅間山に登るようになり、一緒に登山するようになった仲間たちの縁で登山家田部井淳子をモデルにした小説を書くことになる顛末が書かれた本です。ひと言でいえば「山の本」。
幼少の頃には山にも連れて行きましたが、成長した娘たちは「シティーガール」になっていました。趣味と言えばゴルフ。
タイ、フィリピンやハワイ。そのようなところに何度も出かけていました。成人した長女と山は結びつきません。
その長女の部屋に残された山の本。いつ何のために買ったのか、今となっては尋ねる術もありません。
登山家田部井淳子をモデルして書かれた小説です。
唯川恵はこの小説を書くため、エベレストのベースキャンプまで行くことを計画し、仲間たちと出かけます。しかし、標高4910メートルのロプチェで高山病のために敗退します。
「バッグをザックに持ち替えて」ではその顛末が書かれています。「淳子のてっぺん」はそのような取材を経て完成したノンフィクションです。
文庫本で635ページ(解説を含む)の大作です。
女房殿が2019年11月に撮影したアンナプルナです。
昨日「淳子のてっぺん」を350ページまで読みました。淳子たち女性だけの登山隊がネパールに出発する直前まで読んだことになります。アンナプルナに登頂した後はエベレストに登ることになります。
今日は裏山を歩くつもりでしたが、この本を読むために休みました。頑張って今日のうちに読了するつもりです。でも、あと300ページあります。
出来るかなぁ???
それにしてもあの本、なぜ長女の部屋に残されていたのか、いまもって謎です。