日曜日の山歩きのことです。「メシだ、メシだぁ」と言ってもこんなものです。
これにおむすびくらいではエネルギー不足になりそうな山歩きをしました。でも、昼食にはコーヒー付きです。
昼食を済ませて記念撮影。こちら側は落葉樹の森、カメラの背後は暗い感じの人工林でした。
この落葉樹の森を下りるルートは雰囲気が良かったのですが、こちらは下山ルートではありませんでした。
頂上付近はほとんどフラットな地形でした。このあたりから大峰山方面に下りる尾根がありますが、その分岐点もほとんど平坦。
ご存知のように尾根が分かれるところは高くなっています。
その高みは槍ヶ岳のように尖ったものもあれば、2~3メートル高くなっているだけのところもあります。でも、ここの分岐点はほとんどフラットな地形でした。
注意して目指す方向に向かいます。
下山予定地は②地点と決めていました。そこに向かう尾根ですが、この地図で分かるように、右方向や左方向に別れる尾根がたくさんあります。
また、地図には現れないような地形の変化もあります。その上に倒木などの障害物。
下山予定地に下りるためには細心の注意を払って下りる羽目になりました。タカ長が先行してルートを探したり、出雲の守に先行してもらいながら、タカ長は広い範囲の地形を見たり、、、、、、
3名が3名本気で協力しながら下山ルートを外さないよう注意しながら下山。少し下りて地図を確認、また少し下りて地図を確認。
そのように下りながらタカ長は初めての冬山を思い出していました。その山は伯耆大山。リーダーは広島高等師範学校山岳部OBの猛者です。
伯耆大山山頂からの下山、天気が急変して猛烈な風雪に襲われました。2~3メートル先もほとんど見えない、「ホワイトアウト」ではなくて、ほとんど「ブラックアウト」に近い状態になりました。
そのような状態になりましたが、リーダーは冷静沈着でした。少し歩いては下山方向を確認、そしてタカ長などメンバー3名がついてきていることを見ていました。
チョッとオーバーに言えば10メートル歩いては確認、また10メートル歩いて確認。そのようなことをしながら無事に下りることが出来ました。
タカ長もその時のリーダーに習って、頻繁に地図を確認。想定した下山地点、矢印のところに下りることが出来ました。
そこには壊れた作業小屋みたいなものがありました。その敷地に下りるところは特に急で、細心の注意を払って下りました。
上の地図の①地点は笹が茂っていて、タカ長のイメージ通り歩くことが出来なかったところです。でも、すぐに修正できて、何とか下りることが出来たわけです。
畑だったところみたいな中の道を下りて行くと、、、、
アスファルト道が現れました。このあたりが二井山集落の外れになるのでしょうか?
人が住んでいるような気配が感じられないような集落の道を歩き、、、、
上の地図の黄色の線、何度か走ったことのある車道に出ました。
その道を下りて行くと、、、、、
万古渓の深い谷を見下ろせるところがあります。
しかし、タカ長はそのポイントに行くのを止めました。もし、足がふらついて落ちたら大変ですから、、、、、、。
無事に車に帰って来ました。
城仙山も矢生山も美耶様が見つけた山です。この山歩きを済ませると2座増えるので実行したのですが、少なくとも八十路の登山者には大変な山でした。
「誰だぁ、こんな山に行こうと言ったのは」と話しながら歩きましたが、見方を変えれば面白い山歩きでした。地図を本気で見ながら歩いたのは本当に久しぶりのことです。
面白いと言えば面白い山歩きでしたが、下山した後の思いは、3名が3名「あんな山は二度と行かない!」
その記録です。
ルートを探しながらの山歩きですから、スピードはこんなものでしょう。
2度と行きたくない城仙山、矢生山ですが、未知の山を探して行けば、アタリもあればハズレもあります。
今度行く未知の山はどちらになるのでしょうか?