昨日の山歩きの記録です。この軌跡を反時計回りに歩きました。
下側に見える峰が小マキ山、その右上が高杉山です。その間はスキー場を歩くコースになります。
スタート・ゴール地点はサイオト集会所。
山歩きが終わりになったころ、その日初めて人に遭いました。タカ長と同年輩のご婦人です。
「人がいませんね。この山を一日に歩いて、人に逢ったのは貴女が初めてです」と挨拶したら、、、、、、
「年寄りばっかりで、、、、」と話し始めて、あれやらこれやら色々なことを話すことになり、終わりには
「うちの嫁は九州から来ているが、初めて雪を見たときはキレイだと感激していたが、、、、、、そのうち雪が重荷になり、、、、、いま九州に帰っているが、生協がやって来る日になっても帰らないので、家ではあの二人は離婚するのでは、と話している」と言うプライベイトなことまで話し始めました。
その話し方に嫌味がまったくないので、タカ長も悪乗りして、「本人より先に離婚届が帰って来るかもね」
その間、家の前につながれた黒い犬が激しく吠え続けていました。
その場を離れて出雲の守と、「あの犬がタカ長のような町の人を見たのは今月初めてでは???」と話したものです。
サイオト集会所のすぐ手前まで帰ったとき、後ろから軽トラが走ってきて集会所に入りました。
タカ長たちが車に帰りつくと、その軽トラから男性が下りてきて、、、、、
「これをあげましょう」と言って近くの山の地図を出しました。手作りの地図で、コピーされたものです。それが縁で話し始めたら、、、、、
この人も話が好きな人で、タカ長が着換えを始めてもおかまいなし、上半身裸で着換えをしている背後から色々な話が飛んできました。
昨年来た時、その先で修学旅行の高校生が畑仕事をしていたことを話すと、、、、、
「彼らは1泊2日でやって来て、畑仕事を体験する。来た時はモノも言わないが、帰る時は挨拶が出来るようになる。彼らを車に乗せて夜の村を走るサファリ体験が人気、イノシシなど見せるととても喜ぶ」とか
「星空に感動する。5月予約が入っている」と言うことまで長々と話すことになりました。
二人が歩いた登山道は整備されていて、「高速道路を歩いているようだね」と出雲の守と話ながら歩きましたが、その人たちが整備されたようです。
「作業区画を分担し、集合地点に酒の準備をしておく。酒にありつくためには作業をしなければならないのでみんな頑張る」とか。
昨日、タカ長たちが才乙で見た人は二人だけです。しかし、集落に耕作放棄地のようなものは見えませんでした。その人たちが管理されているのでしょう。
人がいないのにどのようにしているのだろか、と首をかしげたくなりました。
見えている山は中野冠山で、昨日登った山ではありません。
集会所で会った人は、泊りに来たら「ヤマメを食わす」とか、「どぶろくを飲ませる」とか言っていました。
でも、頂いた地図には連絡先など何も書かれていませんでした。
人がいないので、現地に行って会った人に話せば用が足りるのでしょう。
それにしても昨日のタカ長たち、人がいない所に住んでいる人には、カモがネギをしょってやって来たように見えたのでしょう。話好きのタカ長も負けそうなくらい、話しかけられました。