3月5日に登った城仙山のことです。タカ長は美耶様に言われて初めて知った山です。
2月12日に井手谷山に登ってからの帰り、城仙山に登るルートのことを考えなが万古渓まわりで帰宅しました。万古渓の近くにある釣り堀の駐車場をスタート・ゴール地点にするといい山歩きが出来そうですが、誰かが歩いた資料などほとんどありません。
やっと見つけたのがトレランの人の軌跡。タカ長のイメージした通りの軌跡が見つかりました。その軌跡に沿って歩いてみよう、と言う思いで釣り堀の駐車場から歩き始めました。
郵便局の前を過ぎて、所山の集落を歩き、今は廃業したらしい温泉宿のそばを通って、、、、、
山道に入って行きます。ここまで車道の登り。
先を行く出雲の守様、美耶様もう少しゆっくりと歩いて下さい、と言うような感じでついて行きました。
道のそばに両面羊歯がたくさんありました。「表から見ても裏から見ても同じようでしょう」と偉そうなことを言いながら歩くのはここまで。
ルートは段々あやしくなってきました。
城仙山の山頂はこのあたりの右側。落葉樹の急斜面が見えていましたが、タカ長の足では直登は難しいように感じました。
登山に良さそうなルートを探しながら入って行きます。
このまま行くと山頂が遠くなるようで、右側に向けて沢床を横切りました。
テープは自分たちで巻いたものです。
そのルートに入ってしばらく行くと大きな岩がありました。
南?阿弥陀佛、、、、と読めましたが、二文字目はタカ長の頭では理解できませんでした。
右上に「大」の字が見えました。大正の「大」かどうか、それさえわかりません。
それから先は良く分からない状態。
参考にしたトレランの人の軌跡もこのあたりは大きく乱れていました。
これから先は写真どころではありません。どこを登っても急斜面。とにかく強引に登るのみ。
時には四輪駆動を駆使して、何とか稜線に登りました。ここで勘違い。
稜線には道らしいものがありました。それまでのイメージでその道を右に行ったら高度が下がっています。せっかく登ったのに、、、、、、。
どうやってルートを間違ったみたいで、先ほどの所にひき返すことにしました。
先ほどの地点から先に道が続いていて、よく見ると樹間から山頂らしきものが右向こうに見えました。この時点でルートを間違ったことが分かり、目指す方向が分かりました。
その尾根を歩き、矢生山に向かう尾根分岐を過ぎ、山頂直下の急斜面を登って城仙山の山頂に着きました。
この黄色のプレートを見つけてホッとしました。ご覧のように展望など期待できない山頂です。
その時の軌跡です。
ルートを間違った、と言っても少しだけです。トレランの人の軌跡はもっと派手に乱れていました。
荒れた里山にはハッキリしない作業道の跡などが錯綜していて、その上に倒木や斜面崩壊のようなものもあり楽には歩けないのです。
嫌らしいと言えば嫌らしい山歩きですが、未知のページを開くような楽しみもある、藪山登山の妙味も感じられるルートでした。
続きます。