タカ長の山ときどきタカ見

「タカ長のタカの渡り観察」の別室です。八十路の坂を登りながら更新してゆくつもりです。

わが意を得たり~3

2021-03-13 10:32:45 | 山歩きから
今日の画像は英彦山登山のときのものです。

この本で著者休憩の取り方について特にふれていません。しかし、前回紹介したように、、、、

このような歩き方は、恐ろしくスローペースに見えるかもしれない。だが実際にやってみると休憩を頻繁に取らなくても歩き続けることができるので、目的地まで意外に早く到着できるのだ。

    

このように書くと言うことは、タカ長と同じような考え方をされていると推察しています。

その休憩ですが、色々な本を見ると50分歩いて10分休憩と言うパターンが一番多いように思います。

50分で10分、30分で5分、その意味は一応理解できますが、タカ長が不満なのは時計を見ながら休憩を決めている、その指導しか無いことです。

    

山を登るのは生身の人間です。

山を歩き始めて、「なかなか調子が上がらないなぁ、、、、」とか
「やっとエンジンがかかってきたようだ」とか

長期登山の場合は「都会の垢がぬけてきて、3日目くらいから調子が上がってきた」とか、、、、

そのような会話は登山者なら誰でもがしているはずです。しかし、休憩の取り方となると、時計を見て決めることだけ

そこに不満を感じているのです。

    

限られた紙数の中で論じるのは難しいのかも分かりませんが、それぞれの登山者の体の状態や心の問題をまったくスルーしているのはおかしいと思うのです。

タカ長の独断ですが、登山関係の本を書く人は皆さん屈強な登山者で、タカ長のような軟弱登山者のことまで心がまわらないのではないかとひがんでしまいます。

    

この種の本をすべて読んだわけではありませんから、大きなことは言えないのですが、50分歩いたら10分の休憩と言うような指導しか無いとしたら、やはり片手落ちだと思います。

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雨の降る前の山

2021-03-12 07:27:14 | 山歩きから
この時間まだ降っていませんが、今日は午前中から雨予報です。

そのため、昨日の記事は「予約投稿」にして、タカ長は裏山歩きをしていました。

    

その記録をパソコンに取りこむ前にメールの受信が出来なくなり、タカカノの携帯に送り、そのスマホを写真に撮って、どうにか見えるようにしました。

いくらタカ長がボケていても自宅を出るときYAMAPのスイッチを入れるわけがありません。

スタート・ゴール地点でスイッチオンしたのですが、出来た軌跡はご覧の通りです。最後の部分も直線的、昨日はキレイな軌跡が取れませんでした。

    

昨日はジャイアントコースを69番鉄塔まで登るつもりでした。

その前に先日来行っている新コースの反対側、地図に実線で描かれている道を歩いてみました。

しばらくは広い道を歩くことが出来ましたが、、、、、

    

この倒木のところで林道は無くなりました。

その気になれば沢ぞいに歩けそうですが、今日の新ルート検索はここまで。

同じ道をひき返し、勝手知ったるジャイアントコースに入りました。

    

    

落ち葉の道にはところどころ藪椿の花が落ちていました。

この雰囲気を楽しみながら、、、、、

    

66番鉄塔に到着。

ここまで登ると窓ヶ山の稜線が見えてきます。その変化を楽しみながら登ることになります。

    

    

ふり返って山を見て、前を向いて68番鉄塔ほうめんを見ながら、、、

また、自然林の森に入って登ることになります。

    

    

当たり前のことですが、66番の次は67番、そして68番となります。

このコースは電力会社の管理道になっているので登山道の状態には問題ありません。良く管理されています。

    

    

    

68判まで登り、目の前に69番から70番方面を見ながらここからは人工林の森を歩くことになります。

カフェ風の杜の手前は急登で、2本の足だけで登るのは厳しくなりました。

その急登を一気にこなし(?)69番鉄塔まで登ってきました。

    

この先は少しだけなだらかな道が続きますが、そこからがジャイアントコースの核心部(?)、距離は短いのですが、笑いたくなるような急登になります。

しかし、昨日は69番鉄塔まで、ここから荒谷林道に下りて、スタート・ゴール地点に帰りました。

    

69番鉄塔からの展望はこの程度です。

窓ヶ山の稜線を楽しむことが出来るのは68番鉄塔までですね。

    

荒谷林道には心地よい風が吹いていました。春到来の風です。

春と言えば昨日、日本で最初の開花宣言が広島の気象台から出されました。

   

林道歩きはともかく、このジャイアントコースを登るのはすきなのですが、スタート・ゴール地点までのアクセスが良くないのが困るのです。

でも、わが裏山で自然林の中を歩けるコースは多くないので、このコースは大切にしたいと思います。

    

この軌跡を時計回りに歩きました。

軌跡の下側がジャイアントコースの登りで、上側は荒谷林道の下りになります。

それにしても、軌跡の乱れが気になりますね。

    

    

    

昨年3月23日に赤帽さんたちとジャイアントコースを登りました。

その時に写してもらった写真ですが、急登の雰囲気を感じて頂けるでしょうか?

距離が短いとはいえ、80歳を過ぎてここを登れるのですから、健康バンザ~イ
ですね。

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わが意を得たり~2

2021-03-11 09:00:00 | 山歩きから
今日の画像は初夏の伯耆大山北壁です。

      

この本の中で著者はゆっくり歩くことの大切さを説いています。

著者はよくバテバテの登山者に対して「もっとスピードを落とせ」と指導したものだが、言うだけで適切なスピードに落とせた人は皆無だった。うんとペースを落とした状態で歩き、何人もの登山者に抜かれたとしても、途中から抜き返す経験を積み重ねないとわからないのかもしれない。

    

まったくの同感です。わが意を得たり、です。ここに書かれていることの実体験もあります。

それでは自分のメンバーの中で遅れがちの人が出た場合はどうするか?

パーティーの中にパテて遅れがちなめんばーが出てきたらどうすべきか。よくある対処の仕方が、バテた人を先頭に立てることである。またリーダーが何メートルも前方にいて、遅れたメンバーが追いついてくるのを待ちながら進むパターンもよく見かける。
 
 このようにすることで遅いメンバーに合わせたペースで歩いていると思うかもしれないが、正しい方法とは言えない。なぜなら、バテバテになっている登山者は、自分がオーバーペースで歩いていることを理解していないのだ。そんな状態の登山者を先頭に立てても、あるいはリーダーが先頭に立って追いついてくるのを待つにしても、オーバーペースで頑張ってしまうだけである。
 
 ここでリーダーがなすべきことは、バテて遅れがちなメンバーの歩行スピードを強制的に落とさせることだ。遅い人のスピードに合わせるのではなく、もっとスピードを落とさせるのである。

    

タカ長の場合は最初から先頭を歩き、メンバーのスピードをコントロールしていたので、ここに書かれているようなことをした経験はありません。

最初からスピードを上げさせないで、上からふたをしたような状態で歩いていました。タカ長たちのグループは弱いので、その方法しか選択肢が無かったと言えます。

その時にタカ長が行っていたのはこの著者が言っていることと同じようなものです。

著者はそのとき少しでも歩きやすいラインにバテたメンバーを誘導するように説いていますが、タカ長も同じようなことをしていました。

そのようなメンバーが出た時はタカ長のすぐ後ろを歩かせ、「あなたは何も考えなくて良いから、私が足を置いたところに自分の足を置きながらついて来て下さい」と指示していました。
このような経験は何度もあります。

著者も言っていますが、バテたメンバーの視野は極端に狭くなっていますから、そのような人に自分の足を置くところを判断させることは無理なことだと思っています。

    

このような歩き方は、恐ろしくスローペースに見えるかもしれない。だが実際にやって見ると休憩を頻繁に取らなくても歩きつづけることができるので、目的地まで意外に早く到着できるものだ。(中略)

だから、バテたメンバーを先頭に立てる、あるいはリーダーが先に立って追いついてくるのを待つような歩き方は非効率であり、足が遅い人にとってはただ苦しいだけだと実感している。

    

著者がここで言っていることには素直に同感、わが意を得たりです。

ノロノロ歩きしか出来ないタカ長が言うと負け惜しみに聞こえますが、山をゆっくりと歩けるようになったら登山者として一人前だと本気で考えています。

この実感は、ゆっくり歩いていても案外早く目的地に着き、最後の帳尻が合うことを自立した登山者として経験しないと持てないのかも分かりません。

続きます。
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わが意を得たり~1

2021-03-10 09:08:20 | 山歩きから
今日の画像は広島県東部の白滝山登山のときのものです

     

先日紹介したこの本は一気に読み上げました。その中の一節
13 ゆっくり歩く技術を身につける を読んで、わが意を得たりの思いを強くしました。

その話題ですが、それを書くためにはタカ長自身の経験を書く必要があります。

本意ではありませんが、タカ長の自慢話のように感じられるところがあるかも分かりません。

もしそのように感じられたらスルーして下さいね。

    

初心のころを除けばタカ長は山でバテてしまった経験はありません。

後になって、団地で山歩きの同好会を立ち上げ、彼らと時には山らしい山にも行きましたが、そこでもメンバーがバテてて、登山予定が大幅に遅れると言うようなことをした記憶もありません。

何だかすごいことのようにも見えますが、その理由は簡単です。バテるような歩き方をしなかっただけです。

何度も書いていることですが、タカ長は病気知らずで育った子ではありません。登山を始めても体力的には劣等生、そのような中で育ってきました。

仲間たちに遅れないためには登山道のどのラインを歩いたら良いかを最初から考えていました。歩幅を小さく、段差を少なく歩くためのラインを見つけることに必死でした。

そのライン読みを失敗して、つま先で登ることになったとき「エネルギーを損した」と本気で考えたことを忘れていません。

    

初心のころ、広島の登山者なら誰でも知っている天応の岩場に連れて行かれて顔面蒼白、そこで岩にしがみついてはいけない、とやかましく指導されたこととか、、、、。

冬の伯耆大山で滑落停止訓練をさせられたような記憶はあります。そのような具体的な記憶は何個かありますが、歩き方を指導された記憶はありません。

しかし、体力的に劣るタカ長にはそれが一番の関心事だったようです。

    

そのような山歩きをある程度経験すると、自分の一線が何となく分かるのかも分かりません。タカ長の足が遅くて仲間に迷惑をかけたことはあったでしょうが、バテてしまって仲間に介抱してもらった記憶はありません。

    

それで初心のころを思い出しました。

お前はダメになるときはパタリとダメになると何度も言われていました。歩き始めは仲間について歩いて行くが、ダメになるときは棒を倒すように、突然ダメになる。

そのようなことを何回も経験しながら、誤魔化しごまかし歩けるようになることが、山の経験を積むことだと思ったものです。

そのような経験を積みながら、登山者は育ってゆくのだと思います。

続きます。


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コロナだから

2021-03-09 14:42:29 | 山歩きから
    

仲間たちとの裏山歩き、今日は21名集まりました。

今はコロナ問題があって、それまでのように「マイカー相乗り」を遠慮する人が多く、ご覧のように車が集まってきます。

春になってタカの観察も始まり、公園利用者も増えるので、タカ長たちは奥の広い駐車場を利用させてもらいようにしています。

鍵当番の人にはご苦労をかけることになりますが、ここが利用できれば車が40台やって来ても問題ありません。

今日はこの車の前で記念撮影を済ませて山に向かいました。

    

オオルリの巣の管理に行く人、、、、

自然歩道を歩いて荒谷林道に向かう人、、、、

タカ長は新入会の人につきあってもらい、荒谷林道に出たところでユーターン、69番鉄塔に登ってからサバ山ルートを下りることにしました。

    

新入会の人と言っても初対面ではないのでおしゃべりしながらの山歩きです。

そのため69番鉄塔でこの写真を撮ったあとは、サバ山ルートを風の沢に下りるまで1枚も撮っていませんでした。

このルートを下りるのは久しぶりで、そのうえサバ山のまわりは倒木が増えたような感じで、、、、

ルートを慎重に探すことになりました。

所々にテープを巻いているのですが、その赤テープを遠くに見つけたと思ったらそれは藪椿の花、、、、

と言うことも何度かありました。

   

でも何とかルート間違いを起こすことなくピンポイントで風の沢の下降点に下りることが出来ました。

新入会の人の前でへまをやらかすと会長様の信用がガタ落ちになるところでしたが、、、、、

そのような問題を起こすこともなく、、、、、、

    

無事に、仲間たちとの合流点であるカフェ46に行くことが出来ました。

ここでまたしばらくのおしゃべりタイムです。

このような裏山歩きも悪くありませんし、タカ長も嫌いではありません。

しかし、いつもいつもこれでは面白くないので、時には個人的に違う山に行くつもりです。

    

コロナ問題があるので夏山遠征をする人もいないでしょうが、、、、

もし、それなりの山に行くとしたら、これでは練習不足になります。

そこらの判断は個人の問題、タカ長が口出しすることではないかも分かりませんね。

    

駐車場に帰ってきました。

ご覧のようなスペースを貸切ですから、車が何台集まっても問題ありません。

    

今日の記録です。

69番鉄塔まで登り風の沢まで下りているので、標高差は幾分大きくなっています。
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