高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

大井川葛布  村井さん

2012年07月20日 08時53分03秒 | 職人仲間

私が村井さんと知り合ったきっかけは、先日お亡くなりになった、山形県のシナ織の石田さんを通じて出会った。

Cimg9422
日本三大原始布は シナ布、葛布、芭蕉布である。
同じ、原始布をプロデュースする人通しの共通点を持ち、親交を深めていたそうだ。石田さんとの交遊は、村井さんのブログから偲ばれる。

http://kudzu.cocolog-nifty.com/blog/2012/06/post-4159.html

今回は、真面目な部分では無く、飲みごとで酒の上での交流であったので、村井さんのお茶目な部分とのお付き合いとなった。
以前、バブルの頃は、ペルシャ絨毯の販売をしていたこともあるそうだ。バブルがはじけて、高額な絨毯が売れなくなり、その後、家業である葛布の工房に入ったそうだ。

残念ながら、私がこういった織物に知識が疎いので、あまり仕事の話が出来なかった。

Cimg9325真面目な事にも真剣に、しかし、幅広い対応が出来る人で、ふざけた事や、惚けたエピソードも沢山持っている人だった。
面白かったのが、茫洋とした風貌と人柄からか、「男の人から好かれる!」という話になり、ゲイ方面の人から、よくちょっかいを出されるようだ。
本人は、全面否定しているが、まんざらでも無いのかも知れない!
次回、会う時には、そちら方面の話を聞くのが楽しみである。

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銀杏のまな板  世界の双葉商店

2012年07月14日 04時56分29秒 | 職人仲間

松坂屋での「職人展」で、いつもお向かいさんになっているのが、福井県から来ている銀杏のまな板の河端さん。

Cimg9313 いろんな業者がまな板を持ってきているが、この河端さんの所は、銀杏に特化したお店である。
まな板には、銀杏の他に、ヒノキやヒバ、カヤ・・・・など、色々な種類の物があるが、この河端さんは、「銀杏以上の素材は無い」と、自信を持って言い切る。
「銀杏のまな板がある以上、他の物を持ってきても意味が無い。だって銀杏のまな板には敵わないんだから」と、

河端さんは、実演で頑なに、手カンナで削る。自動カンナを持ってきて、裏のバックヤードで、チュイ~ンと削っている業者も居るが、彼はお客様の持ってきた、すり減ったまな板を、その場で見事に削り出す。

見ていても、気持ちが良い。

この人は、恐らく腕相撲をさせたら、相当の強さであろう。

Cimg9321 名古屋場所でうろうろしている褌担ぎなど、物ともしない様な腕っぷしである。

毎日毎日、仕事で鍛え上げた力コブは大変な物だ。

河端さんのこだわりは、まな板のアフターケアーだ。多い日には、まな板の販売枚数より、削り直しの方が多いと云う。それもその筈、此処のまな板は、一回買ったら、何回でも無料で削り直しをしてくれるのだ。

「腕に自信あり!」

Cimg9315 見た目の無愛想な風貌とは裏腹に、優しい心使いをする人である。

最後に、河端さんに聞いてみた。

「手削りと機械削りと、どちらが綺麗に仕上がるの?」と聞くと、

「もちろん、機械削りだよ!」と、にっこり笑って答えた。

ナイス!な、答えでした。チャンチャン

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山葡萄のパイオニア 熊谷さん

2012年06月15日 03時49分35秒 | 職人仲間

美の壺ブーム

テレビの影響力は凄いですね!

NHKの「美の壺」という番組で、
山葡萄のバッグが取り上げられた。その途端に、山葡萄のバッグは何所の会場に行っても、お客間の途切れる時が無い。

Cimg9022 今回も、秋田の熊谷さんが山葡萄のバッグを販売している。<wbr></wbr>
熊谷さん(爺ちゃん)は、
<wbr></wbr>山葡萄バッグのブームの火付け役である。
まだ、ブームになる前の山葡萄は、東北の素朴な民芸品であった。
<wbr></wbr>それを、都会の主婦層に販売していったのが、この熊谷さんだ。

耐久性もあり、無骨な表情が主婦層の心を掴んだ。フレンチ・
<wbr></wbr>ブルドッグやパグなど、<wbr></wbr>ヘチャ可愛い犬がもてはやされて居る感覚に似ている。
決して、洗練された工芸品では無いが、
<wbr></wbr>民具からファッションの世界に引っ張り出したのだ。

以前は、熊谷さんの他に、青森・
<wbr></wbr>山形の数軒の業者が扱って居ただけの品が、<wbr></wbr>今は空前のブームに乗り、多くの業者が扱っている。値段も、<wbr></wbr>昔は3万円くらいから、7・8万円という所あったが、今は2倍・<wbr></wbr>3倍と、高いものでは40万円もするものまで出てしまっている。<wbr></wbr>これは、本来の値段と云うよりは、<wbr></wbr>ブームになって高騰している様な気がする。

そのブームの火付け役が熊谷さんである。まだ、
<wbr></wbr>誰も見向きもしなかった山葡萄のバッグを、<wbr></wbr>表の世界に引っ張り出したのだ。
熊谷さんは、見た感じは、「味いちもんめ」という、
<wbr></wbr>漫画に出てくる、「ボンさん」というお爺さんに似ている。
Crop

話し口は東北人独特の、口の中でモゴモゴと話すので、
<wbr></wbr>半分くらいしか理解できないが、その話し口調が「如何にも、<wbr></wbr>素朴な東北のお祖父ちゃん」と、思わせる。それが、<wbr></wbr>安心感を産むのであろう。

竹のバッグのブームは、いつ来るのだろうか?

「美の壺」で、取り上げてくれないだろうか?

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巨腹会談

2012年06月13日 04時29分18秒 | 職人仲間

スペインの金融危機に対する問題を、緊急に話し合う必要が出てきたため、
新潟から、出てきた細野さんと待ち合わせ。。。

Photo 待ち合わせの場所に付くと、もう細野さんが来ていた。「お待たせしました、今日は宜しくお願いします」と挨拶するが、返事が返ってこない?

よく見ると、カーネルサンダースに話しかけていた。。。。。

細野さんとは、フェイスブックの中では、20年来の友人の様な、やり取りをしているのだが、一緒にお酒を飲むのは初めてなのだ。

盃を酌み交わして、思っていた通りの、ユーモアとペーソツを持った素敵な男でした。

駅で待ち合わせて、居酒屋の呼び込みのお姉ちゃんと、話始める、しばらくすると金券500円と、生ビール1杯ずつのサービスを交渉してきた。  凄い・・・・・

驚いたのは、私も比較的大きな手をしているが、私など比べるまでも無いグローブの様な手をしていた。
若い女の子に、甘い眼差しと、優しい語りで話しかけ、この大きな手で包み込む・・・・・
Photo_2 (提灯アンコウが、小魚を誘い込み、一気にパクっと咥えこむ様に)

Cimg8979

この娘さんが、呼び込みをしていた子です。二人のオッサンの間に入って、ホントに小さく見えます。

女性の心を鷲掴みの細野さんでした。私は、細野さんと会ってみて、「ジゴロ」の看板を下ろそうか?と、思案中である。

結局、この日はスペインの金融問題には、一言も触れなかった。。。

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現代の名工 廣島一夫さん

2012年04月29日 07時14分40秒 | 職人仲間

ホームページを見て、店舗で使う、什器になるような大きな籠の注文が来た。
縦60センチ、横60センチ、高さが65センチ  結構な大きさである。

さて、どんな編み方で作ろうか?
ある程度の重さの物を入れても大丈夫な物を作らなければならない。工房の若い弟子たちと話して居ると、「こんな編み方が良いかもしれませんね」と、出してきたのが、

Middle_1247025630 「山里の竹籠職人」と云う本だった。この本は、宮崎県日之影町の廣島一夫さん。

現代の名工にも選ばれ、スミソニアン博物館にも、廣島さんの作品は収蔵されている。
我々、竹細工士の大先輩だ。

この方とは、不思議なご縁があり、私も工房の研修旅行で、廣島さんの工房を訪れたり、反対に、2回ほど私の所に来られたこともある。

15歳から、丁稚奉公に竹細工の工房に入り、この道80年の奇跡の様な方だ。
初めて、お会いした時でも、もう80歳くらいになられていたが、カクシャクとして職人の鏡の様な方だった。
Hiroshima2 岩飛びペンギンの様な眉毛が印象的で、人懐っこい笑顔をされる方でした。

今年で、94歳。まだお元気だそうで何よりです。

先輩諸兄の残してくれた技術や資料のお蔭で、我々が新しい物を作るときのヒントが頂けます。今回の、注文品を作るにあたっても、廣島さんの作られた、堅牢な自転車籠を参考にさせて頂くことにしました。

ありがとうございます。

廣島一夫さんの事はこちらから
http://www.hinokage.jp/web/osirase/takezuroku.htm

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南部箒

2012年04月08日 06時10分19秒 | 職人仲間

今回の伊勢丹での会場で、お向かいさんは、岩手の「南部箒」の高倉さん。

Cimg7590
「今どき、箒?」と思う人も多いと思います。
実際、私はそう思っていました。

「やれ、サイクロン式だ、やれダイソンだ」と、高性能、ハイパワー、高吸塵力などを謳った商品が目白押しである。そんな中、今どき箒など?と・・・・

箒だから、そんなに高いものは無いだろう?と、思ってみてみると、値段は、高級掃除機よりも高い、何と今回で一番高いものは、52500円もする。
「こんな高い箒が売れるはずが無い」と思いませんか?

所が、これが売れるのである!

Cimg7631
九戸の風土で育った材料の箒草は、穂先にたっぷりとちぢれを作りながら、のんびりと育っていきます。このちぢれで絨毯やカーペットにからみついた糸くずや髪の毛、ペットの毛、煙草の灰までもきれいに掃き出してくれます。

ほうき草の栽培から、自分の所でしている事や、細かなチリまで、なめるように取れる事、洋服などに使っても、生地を傷めないことなど・・・・・・

この高倉さんの説明を聞いていると、一人、二人と、見せられるように買っていく。

まさに、魔法の箒である。いや、魔法の話術かな?

ご本人が仰る「箒を置いていただけでは、一つも売れませんよ!ちゃんと、説明すれば、ちゃんと売れます。」と、

「チリも積もれば山となる」ごとく、チリを集めてしっかり売り上げているのが凄い!

私は魔法の箒を買わないで、魔法の話術の方を買うことにした。


 

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桶樽  鎌田

2012年04月06日 08時46分54秒 | 職人仲間

今回、新宿伊勢丹での「物がたり 物つくり 手しごと展」は会場の雰囲気がスタイリッシュになって、全然違います。
しかし、私の居る道具コーナーは、あまりスタイリッシュな言葉が似合う所では無い・・・
私の目の前が、岩切錫・高倉南部箒と、如何見ても・・・・・・

そんな中、コーン、コーン、コーンと大きな木槌の音が響きます。
秋田の桶樽の鎌田さん、

Cimg7622 杉桶樽は、素材加工から槫(せん)加工、たが加工、組立て仕上げ加工まで、百数十以上の工程を経てつくられる。
杉を割って、素直に割れた木だけを槫という桶樽づくりの板にする。その槫を竹釘で円筒状に組み、タガでキュッと締めて、底板を入れ、ひとつの桶樽ができあがる。

このタガを使っている職人は随分少なくなってしまった。何故、竹のタガが良いのか?

日本の気候は温度変化も湿度変化も大きいで、杉は膨張と収縮を繰り返す。
その為、タガが金物では、必ず長い間には緩んでしまう、その点、竹は伸縮するので、樽をきっちりと締めてくれるのだ。
Cimg7620 外にタガをはめ、底板を木槌で打ち込み下げて行くと、すると、下の方が直径が小さいので、隙間が無くなっていく。
その後、桶をさかさまにして、タガの部分を打ち下げ、もっともっと、占め込んでいく。(この写真では、もう少しタガが上の方に上がってくる状態にする)

すると、寸分の隙間なく樽が終ってくる。
この樽に水を入れると木が膨張して、ますます隙間が無くなる。水が漏れることは無い。

竹が使われている事が嬉しい。

こんな伝統技法を、忠実に守っているのが、
現代のシーラカンス、鎌田康平さんだ。

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筑前つげ細工

2012年01月25日 04時40分39秒 | 職人仲間

仙台藤崎に来た時だけ一緒になる業者で、「筑前つげ細工」の竹本君。
明るい人柄と、良く気が付く性格で、仲間からも可愛がられている。先日も、一緒にお好み焼きを食べに行っった時、割り勘で払ったのに「どうも、ご馳走になりました。」と、いたって謙虚に云う。

Cimg6678 いろいろ聞いてみた。

以前は別府市に住んで居たそうだ。つげ業界で別府と云えば、一大産地であった。

Cimg6675 曽祖父さんが、今までのつげ細工に無い物を作ろうと、長崎の鼈甲細工の職人を誘致し、「透かし彫り」の技法を取り入れたそうだ。

父親の代に、お爺さんの所から独立し福岡に移った、現在、四代目として頑張っている。

Cimg6679 つげの木は、古来より魔除けの力があると云われ、硬質で軽く、粘り強い木質なので、緻密な細工に適している。このつげの木を0.45㎜の糸鋸を駆使して切り抜いていく、対面が透けて見える細かい作業である。

竹本君はまだ、独身である。
巧みな技と、明るい人柄、資産も数十億は持っているのでは?
「こんなナイスガイのお嫁さんに」と、思う方は、是非立候補して下さい。

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惣次郎窯

2012年01月19日 08時39分46秒 | 職人仲間

宇都宮東武で珍しい職人と一緒になった。有田の陶房  惣次郎窯の大串真司だ。
私が実演していると、ニッコリ、人懐つっこく笑った男が、
「高江さんですよね!名古屋で
福山さんと一緒に映画に行った真司です。」と云う。

そうそう、3~4年年ほど前に名古屋の松坂屋の催事が終った翌日、福ちゃんに誘われて、映画を見に行った時、一緒に行った仲だった。犬に例えると、ビーグル犬の様な感じのキョトンとした目が可愛い男である。

Cimg6593 今回、宇都宮東武では、接客の合間をぬって、大皿の絵付けをしている。手書きで細かい文様を書き込み、大筆で色をおとしていく。これだけ大きなお皿に絵付けをしていると、お客様も興味を持ち、覗き込んで行く。客寄せには
、これ位なら迫力の有る実演の方がいいのだろう。

何とも、憎めない男で、陶芸仲間からも可愛がられている。
私の相棒の福ちゃんの弟分である。


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細野帆布 四代目

2012年01月16日 08時24分45秒 | 職人仲間

今回、私のすぐ隣の売り場は、「細野帆布」さん。

大正元年創業の帆布のお店だ。今年がちょうど100年目を迎える。
100年間事業を続けるという事は並大抵の事ではない、100年の間には、世界恐慌もあり、戦争もあり、景気の波にも揉まれながら継続して行く事の難しさ。
素晴らしい事である。

品質の良さは、多くの登山隊や南極観測隊などで使われていることからも、想像できる。

その100年の歴史を背負っているのが・・・・・・・
四代目の細野さん

Cimg6578_2  実に気の良い男で、同じ職人仲間からも慕われている。
学生時代はテニス部だったので、いまだに体育会系のノリである、先輩・後輩関係には気を使い、先輩にはちゃんと礼節を持って接してくれる。

この一年で、随分太ったが、彼も私と同じで、体型が大きく変わる。
ダイエットをしだすと、意志が固いのか?またたく間に10キロくらい減らして来る、「いつでも痩せる事は出来るのですよ!」と豪語する。
今回は、私の朝歩きにも、毎日付き合ってくれた。

実に良い男だが、玉に傷なのが、無類の鉄道好きなので、鉄道の話になると終わりが無い、細部に渡って話してくれるのだが、鉄道に関心の無い私達にはさっぱり判らない。
最近は物理の法則について、【E=mc2】などと熱く語ってくれるが、普通の人はほとんど聞いていない!

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売り上げ点数 NO1

2012年01月11日 05時45分04秒 | 職人仲間

レジの横には、2時間おきくらいに、売り上げ金額と売り上げ点数のレシートが張り付けられている。それぞれの業者さんが、自分の所の売り上げに間違いが無いか確かめる為に、このレシートは重要である。

1点で何百万円もの品物を売るとこもあれば、数百円の物をコツコツ売る所もある。

ず~とレシートを上から下へと見て行くと、売り上げ点数では、私の所が2番目ではないか!
売り上げ点数NO1は、「平野ブラシ」の榎本さんの所だ。彼の場合は軽妙な語り口とダジャレで、お客様を楽しませている、売ることに徹したプロ根性を持っている。

Cimg6516 10数年前に、初めて榎本さんに出会ったころは、訳の判らないダジャレを連発し、回りの雰囲気を一人で壊していた、軽い男に見えた。
ところが、長年付き合っていると、長男の
大学生時代の4年間、毎日、絵手紙を送り続けたり、現在は夜中に1時間歩くことを、課題にしている、そして、一日として休むことが無い。
「どんな事でも、1000日続けると、その中で変わって行く自分が見えてくる!」と、何とも哲学的な事を言う。

私のブログも、もう1000回を超えているのだが、一向に自分の変化が見えてこないのは、何故なのだろう?

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春日部の張子細工

2011年12月06日 07時13分07秒 | 職人仲間

春日部の伝統工芸品で張子細工がある。
招き猫だったり、首をプラプラ振っている虎とか、安産の贈り物に使われる犬張子など・・・・
今回、松坂屋に実演で来ているのは、2代目の五十嵐俊介君。

Cimg0915 この不敵な顔が、何とも愛らしい!

張子は、骨組みがあって、和紙を張り重ねて行くのか?と思っていたのだが、違った。
型があり、その型に和紙を何枚も何枚も張っていく、ある程度、強度が出来たら、前と後ろに、真っ二つに切り分け、中の型を取り出す。
外見だけの形を元に戻して、また和紙を張って繋げていく、

それで、軽い張りぼてが出来るのだ。
和紙が乾いてから、絵付けをしてくのだが、この絵付けで、職人の個性が出てくるのだろう。

一年で一番忙しいのが、この年末時期、来年の干支や、正月の縁起物制作に追われるそうだ。

そんな、古き良き張子細工の実演をしているのは、一見、テクノポップをしているような「坂本龍一」似の五十嵐俊介君。

Img_0119 この現代風の風貌と、伝統的な張子のギャップは、なかんか面白い!

私は、彼から貰った、小さな招き猫のお蔭で、最終日は売り上げが爆発した。

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耳かき

2011年12月05日 07時12分56秒 | 職人仲間

職人展には、いろんな職種の商品を見ることが出来る。

アクセサリー・衣類・焼き物・家具・etc・・・・広く一般的な家庭用品から、反対に「こんな物でも、成り立つのか?」と思ってしまう様な物もある。

焦点を絞りに絞って、ピンポイントのお客様に提案している作品だ。

今回の出店業者の中に、愛知県の碧南市で「耳かき」を作っている加藤さん、

Cimg0899 作品は耳かきだけである。安い物は3000円くらいから、高い物は〇万円する物まで、耳かきの素材は「煤竹」である。茅葺屋根の骨組みとして、何十年も囲炉裏の煙で燻された竹である。

煙が直接当たっている所は、濃い色に、縄が巻かれていた所は少し明るい色に、その風合いで、竹の表情が変わってくるのだ。

Cimg0917 加藤さんは、50歳まで公務員をしていたそうだ、公務員時代に、竹の色が年月とともに、美しく変わって行く事を知り、

「竹を使って、自分でも何か作りたくなった」そうだ、

趣味で作り始めた「耳かき」を東急ハンズのハンズ大賞に応募したら、見事に受賞してしまった。

好きこそ物の上手なれ!と、云いますが、もと、公務員。趣味が嵩じて職人の世界に入り、耳かきだけを作っている職人になったのだから、世の中面白い。

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赤間硯 下井さん

2011年12月04日 06時00分47秒 | 職人仲間

今回の、私の隣の売り場は、山口県から来ている、赤間硯の下井さん。

Cimg0884実に腰の低い人で、面倒見が良く、回りの職人さんからも慕われている。温厚な性格の人だ。

お仕事の方は、命をはって、岩山に潜り込み、落盤に身の危険を感じながら、採掘している。私達も竹を切り出しに行ったりすることもあるが、竹を切る人は、専門に切り子さんと云う職業の人がいるし、製竹するのは、ちゃんと別の職種の竹屋さんがいる。

下井さんの様に、自らが石切り場に穴を掘って、原石を掘り出して来るなんて・・・・・大変な事である。土にまみれて、真っ黒になり、何時、落盤するか?小さな穴に入っていくのか?

硯を削るのは、独特の大きなノミを、肩の骨に当て、体重を掛けて削っていく、まさに、自分の骨を削っていく様な肉体労働である。

そんな、命を掛けて作っているのが、こんな繊細な美しい硯だ。とても、顔だけ見ていると、こんな上品な硯が出てくるなんて、思えないが・・・・

Cimg0885

硯の上の青い蛙がポイントだ。

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博多 もつ鍋 煌梨

2011年09月28日 07時39分07秒 | 職人仲間

福岡岩田屋で1週間の展示会。
竹細工の後輩で、週末だけ福岡市内でギャラリーを開いている西本君と、一緒に食事をすることになった。

彼は、私の所に来ている和田君と同期で、竹の学校を出て5年目くらいである。
普段は別府市内の自宅で、制作活動をして、土・日だけ、博多に借りたアパートをギャラリーにして、竹細工の販売をしている。

こういった、新しい取り組みが、これからの人には、それぞれが切り開いていかなくてはならないナ!

岩田屋の閉店後、「せっかく博多だから、モツ鍋でしょ!」と云うことで、西本君、お勧めのお店に連れて行ってもらった。
繁華街から少し離れた所の「警固」という地区にある「博多もつ処 煌梨」
これで、きらりと読む。

http://hakata-kirari.jp/motu

しゃれたお店で、もつ鍋屋とは思えない雰囲気である。
西本君が連れてくるには、おしゃれ過ぎだろ。

笑顔で気の利くスタッフが応対してくれる、スタッフの教育が良いのだろう。
925_16
最初に頼んだのは、馬刺しの盛り合わせ、

925_7_2
美しい色をしている。馬刺しの甘さが口いっぱいに広がる。

他にいくつか摘みを頼み、メインのもつ鍋だ。

925_10 臭みは全く無い。壱岐牛の生もつだ。
もつ鍋は、もつ以上に野菜をたっぷり採ることが出来るのが、嬉しい。
味も、上品で洗練されている。こんな素敵なお店で食べるのであれば、西本君でなくて、素敵な女性と来たいものだ。

925_11
925_14鍋の中の揚げ豆腐の中から、明太子が出てきた。ん~、お洒落ですな。

しっかり中身を食べた後は、ちゃんぽん麺を入れて・・・・

いや~、美味しかったです。

また博多で一軒、良い店を見つけました。
西本君、ありがとうございました。

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