一昨日から時計の調子がおかしくなった。時計までインフルエンザにかかったのだろうか?秒針が5秒飛びくらいに動く、時間も遅れてきた。リュウズを引っ張り出し、押したり引いたりしているうちにまったく動かなくなってしまった。
「アレッ、壊れたかな?」
翌日、阪急の中にある時計売り場で電池交換の申し込みをした。受け付けで「電池の残量が在る場合は故障の可能性がありますので、最初に電池の残量を見させて頂きます」と。
1時間ほどして取りに行くと、受け付けの人が
「やはり、電池にはまだ、パワーが有りましたので……」と言う。
「これは困った、修理となると4~5万円くらい掛かるかも?」と内心思いつつ、 すると時計を取りに行った女の人が
「すみません、電池がもう有りませんでした。」と言う。2100円で済むのでホッとした。
新しい電池に入れ替えられ、カレンダーも「うるう年」計算をセットしてから電池を入れてくれたそうだ。
《以前から不思議に思っていたのだが、何年経ってもいつも日付が合っているのだ。31日の月も在るし、30日の月も、29日の月も在るのに、どうしてだろうと思っていた。ところがもっと凄く、うるう年の計算までする仕組みが組み込まれていたのだ!》
以前、「広島の筆屋のテツ」が、この時計をしげしげと見て
「この時計は並行輸入物だネ」と言っていた。
「どうして、そんな事が判るのか?」と聞いてみると
「秒針が線の位置からホンの少しズレて止まる」と言う、
見てみると確かに0.何㎜ほどズレている。
「日本人はそんな事まで気にするので、日本向けの代理店扱いの物は、ピタリと線の上に止まるのだが、外人はそんな事まで気にしないので、これは並行輸入ものだと思う。」と言うのだ。
それが今回、電池交換に出したら、秒針が線の上にピタリと止まる様になって戻ってきた。さすが、日本人の調整である。
あのテツが言っていた事は、何だったのか?
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