高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

茅乃舎 

2010年10月08日 07時30分19秒 | ブログ

福岡「大宰府天満宮」に行った後、折角福岡まで来ているのだから・・・・と、
もう少し足を伸ばして、糟屋郡にある
「明太子の椒房庵」の経営する「茅乃舎」に行ってきた。
ここの明太子は凝りに凝った明太子で、最近物凄い注目を集めている。

社主挨拶に、

醤油は古来より受け継いだ日本人の知恵を凝縮した食品です。人の手間と時間をかけて醸造して作られるもの。今でこそ「スローフード」と呼ばれていますが、日本の伝統食にはそういうこだわりがあるのです。       

私は、これからもその原点を確かめながら、消えゆく恐れのある伝統的食材を守りたい、子供たちをはじめお客様に本物の味を提供しながら 食育に貢献したいと思いました。
200年目という先はわかりませんが、目先の欲にとらわれず長い目で見ながら誠実にモノづくりをすることが、大切ではない でしょうか。私の座右の銘ですが「志あれば道ありき」。きちんとした商品を作れば売れる、お客様にこだわりは絶対伝わると信じております。  

とある。

国道から外れた、山中に忽然とお洒落な建物が現れた。
Photo_9

見事な茅葺の屋根である。

「これほどの茅を葺ける職人が今でもいるのだろうか?」と不思議に思ってしまう。吹き抜けになった天井には、大きな梁が力強く組まれている。

茅葺屋根は、古来から伝わる伝統技法である。冬は暖かく、夏は涼しい。椒房庵が目指すスローフードとぴったりの工法である。しかし、この茅葺屋根を維持するのは、現代では大変な手間が要るのでは無いか?

昔は、竈で煮炊きしたり、囲炉裏の煙が茅の中の虫などを薫蒸してくれたのだが、今は、煙が出る生活をしていない。如何しているのだろう?

Photo 茅乃舎で印象的だったのは、この茅葺きの屋根だけでなく、働くスタッフの表情だった。このお店に対する自信と云うか?誇りを持って接客しているのが伝わってくるのだ。

店内に入ってみると、天井を仰ぐと重厚感のある大きな梁が廻らされている。入り口付近には、素朴な食材を実に旨くレイアウトしてある。お洒落ですな。

到着した時間が12時半と、丁度、昼食時と重なってしまったため、待ち時間が2時間であった。仕方なく、喫茶部門で、軽いランチプレートを注文した。

Photo_2 テラスで食事をしていると、近くに居た初老の社員さんが茅乃舎についていろいろ話してくれる、写真を撮ってくれたり、少し、小雨が振り出してきたら、すかさず、傘を用意してくれて、「駐車場の脇にでも置いといて下さい」と実に細やかな接客をしてくれる。

こんな、心使いがこの店の最大の売り物なのかも知れないな!

「お客様に気持ちよく帰って貰う」これを第一に!

久しぶりに、ゆっくりした時間を味わいました。また、行きたいお店である。


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