高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

梅田 7  若いお客様

2007年05月29日 07時04分31秒 | お客様

07_019 何とも素敵な笑顔なんだろう。若いって良いね。とても、すがすがしいカップルがお客様になってくれた。若い世代の人達に、竹の良さを知っていただきたい。日本の竹工芸の技術は世界的に見ても最高のレベルです。しかし、手を掛けて作り上げるものはどうしても高額なものになってしまう、最初は、簡単にお手元に置いて毎日使ってもらえる「お箸」から。「大輔」「真生」二人のお名前を彫ってあげたらニッコリ。接客したこちらまでが幸せな気持ちになる二人でした。また、大阪で会いましょう。

07_016 こちらも、笑顔が素敵なお客様でしょう。以前、手提げのバッグをお買い上げいただいた方で、今回はこのポシェットが気になって仕方がない。こんな可愛い娘さんが持ってくれたら本当に嬉しいな。

今回は携帯電話入れや小物入れ、男物のバッグなど新しい提案の作品に多くの人からオーダーを頂いた。もっと、アイデアを出して若い世代の人達にも持ちやすい作品を作っていかなくてはならないが、万人に向くものではなく、自分の持ち味を引き出してくれる様な特徴のあるもので。

お客様との遣り取りで「本当に良いのは判るけど高くて買えない。」そうですよね、しかし、誰にでも買っていただきたいのは山々なんですが、買い易い値段にするという事は どこかで仕事の簡略化をしなければならないのです。長い目で見ると、20年、30年経った時、おそらくその部分が支障を起こすことにならないか?心配です。やはり、とことん手を掛けて安心して使って頂きたい、ちょっと高かったけど「やっぱり、これを買って良かった」と言ってもらえる作品を作って行きたいですね。特に、こんな若くて、良い感性を持った子が何十年も使ってくれるのだから。

竹工房オンセ

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