高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

日本橋三越 2

2009年06月06日 07時06分59秒 | 出張

朝礼で担当者の金子さんが、みんなを元気付ける様な話をしている。個人の好みもあるのだが、良いデパートとそうでないデパートの違いは、業者を盛り立てて精一杯、力が発揮できる様に旨く引き出すことができるか?逆に、何かあると、鬼の首でも取ったかの様に、頭ごなしに業者に小言ばかり言って、萎縮させてしまうのか?の違いだろう。

一日前に、お客様から、接客に対するクレームで、「ある業者の接客態度が悪い」とすごい剣幕で文句を言われていた。しかし、5分もすると、鬱憤を吐き出したいだけ出したお客様も気分が収まって帰って行かれた。

そして翌日、どんな朝礼になるのか?と思いきや。名指しでその業者をつるし上げる様な言い方は一切せず、

「昨日はお客様から、接客のご指摘が在りましたが、何かあっても私たちがちゃんと対応します。皆さんは長年接客をしているプロですから、判っていると思いますので……」とサラッと流した。

事情を知っていた私としては、「さすがだ」この人柄がこの職人展をここまで大きく引っ張って来た、最大の要因だろう。ただ、この要の「金子さん」も今年で定年である。後に続く人にどんな人が来るのか?

竹工房オンセ

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